町田市議会 2022-06-30
令和 4年 6月定例会(第2回)-06月30日-08号
令和 4年 6月定例会(第2回)-06月30日-08号令和 4年 6月定例会(第2回)
町田市議会会議録第16号
6月30日(木曜日)
出席議員(36名)
1 番 秋 田 し づ か 2 番 渡 辺 さ と し
3 番 小 野 りゅうじ 4 番 笹 倉 み ど り
5 番 小 野 寺 ま な ぶ 6 番 村 ま つ 俊 孝
7 番 木 目 田 英 男 8 番 渡 辺 厳 太 郎
9 番 中 川 幸 太 郎 10 番 矢 口 ま ゆ
11 番 加 藤 真 彦 12 番 石 川 好 忠
13 番 佐 藤 和 彦 14 番 森 本 せ い や
15 番 東 友 美 16 番 松 岡 み ゆ き
17 番 おんじょう 由 久 18 番 松 葉 ひ ろ み
19 番 白 川 哲 也 20 番 い わ せ 和 子
21 番 田 中 美 穂 22 番 佐 々 木 智 子
23 番 お ぜ き 重 太 郎 24 番 三 遊 亭 ら ん 丈
25 番 戸 塚 正 人 26 番 今 村 る か
27 番 新 井 よしなお 28 番 吉 田 つ と む
34番 殿村健一議員
この際、事務局長に事務報告をさせます。
事務局長 鈴木秀行君。
◎事務局長(鈴木秀行) 報告いたします。
本日、市長から、追加議案として第61号議案から第63号議案までの3件の送付を受けましたので、直ちに配付いたしました。
以上で報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 事務局長の報告は終わりました。
本日、開会前に議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。
議会運営委員長 山下てつや議員。
〔
議会運営委員長山下てつや登壇〕
◎議会運営委員長(山下てつや) 本日、開会前に議会運営委員会を開催いたしましたので、協議の結果をご報告申し上げます。
まず、議員提出議案につきましては、提出締切日までに7件提出されております。本件の取扱いにつきましては、申し合わせに従い、提案理由説明及び委員会への付託を省略の上、即決をいたします。
次に、追加議案として、第61号議案から第63号議案までの3件の送付がありましたので、本件の取扱いにつきまして協議いたしました結果、第61号議案につきましては、本日の議事日程第7として上程し、提案理由説明の後、無通告による質疑を行い、委員会へ付託してまいります。
その後、本会議を休憩し、委員会を開催いたします。
委員会終了後、本会議を再開し、表決を行ってまいります。
また、第62号議案につきましては、本日の議事日程第8として、第63号議案につきましては、本日の議事日程第9としてそれぞれ上程し、提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、簡易表決による即決をいたします。
次に、請願の紹介の追加につきましては、本日の冒頭でお諮りいたします。
次に、請願及び陳情につきましては6月2日以降、陳情2件を受理いたしました。
次に、本日、東友美議員外2名より、第17期
町田市議会改革調査特別委員会の設置に関する動議が議長に提出され、その取扱いにつきましては、本日の議事日程第12の前に追加議事日程として上程し、お諮りすることにいたします。
次に、議員派遣につきましては、本日の議事日程第11として上程し、簡易表決による即決をいたします。
次に、「議会だより」の編集につきましては、8ページ立てで7月30日に発行の予定であります。
以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 議会運営委員長の報告は終わりました。
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△日程第2
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○議長(戸塚正人) 日程第2、請願の紹介の追加についてを議題といたします。
6月13日、秋田しづか議員から請願第8号の紹介を追加したいとの申出がありました。
お諮りいたします。秋田しづか議員からの請願の紹介の追加申出を許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって、秋田しづか議員からの請願の紹介の追加申出を許可することに決しました。
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△日程第3
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○議長(戸塚正人) 日程第3、第46号議案外議案3件及び請願1件を一括議題といたします。
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総務常任委員会議案審査報告書
1.第 46号議案 町田市まち・ひと・し
ごと創生基金条例の一部を改正する条例
1.第 47号議案 町田市手数料条例の一部を改正する条例
1.第 48号議案 町田市市税条例等の一部を改正する条例
1.第 45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)
本委員会は、6月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月14日
総務常任委員長
おんじょう 由 久
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
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総務常任委員会請願審査報告書
1.請願第 1号 リニア・トンネル工事について市民の安全・安心を求める請願
請願者 町田市玉川学園8-15-13
藤 井 石 根 外323人
本委員会は、3月17日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月14日
総務常任委員長
おんじょう 由 久
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
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○議長(戸塚正人) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 おんじょう由久議員。
〔
総務常任委員長おんじょう由久登壇〕
◎総務常任委員長(おんじょう由久) 今期定例会において、当総務常任委員会に付託された議案4件、請願1件につきまして、6月14日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。
まず、第46号議案 町田市まち・ひと・し
ごと創生基金条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、委員より、まちだ
未来づくりビジョン2040の中の4項目に該当する事業の中で、具体的な国に認定された事業はあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、まちだ
未来づくりビジョン2040にひもづく事業をまち・ひと・し
ごと創生推進計画の中に包含させて、まち・ひと・し
ごと創生推進計画そのものを国に認定していただいているとのことでした。
次に、委員より、基金の活用というのは、寄附時にどの事業に使うのか最初から決まっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、実際にご寄附の申出を受ける際に、まち・ひと・し
ごと創生推進計画の中で、経済活動を盛んにする事業、人々が交流するまちづくりを推進する事業、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる事業、時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守る事業として4つの柱を示し、どの事業に使ってほしいかを寄附の申出の段階で意思を示していただくとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第47号議案 町田市手数料条例の一部を改正する条例について申し上げます。
委員より、これまでの許可件数はどのぐらいか。また、今後、年間どのぐらいを見込んでいるのか。もう一つ、手数料の16万円というのはどのような設定で提示されたのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、長期優良住宅の総合設計制度が新設された。従来の総合設計制度では、過去に件数は1件実績がある。長期優良住宅による総合設計に関しては、恐らく数年に1度くらいの件数があると見込んでいる。16万円という手数料は、東京都の手数料に合わせたものであるとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第48号議案 町田市市税条例等の一部を改正する条例につきましては、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。
まず、
政策経営部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、町田市
いじめ問題調査委員会について、2021年度内の終結を想定していたが、広範囲にわたったことで時間を要している、引き続き調査を要するということだが、どのような要因が遅らせている背景にあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、実際に調査を進める中で、調査委員からこういう資料はないか、資料に書いてあることはどういうことかという、いろいろオーダーがあり、調査が広範囲にわたると申し上げたとのことでした。
次に、委員より、2022年度6月補正における取り組みで、調査は非常に丁寧に進めていただいたほうがいいが、再発防止策は早急に取りまとめて、教育委員会等に付託すべきだが、これは別で取りまとめるということは難しいかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、調査の中で事実確認をしながら、委員会としての評価をしていく。それを踏まえた上で教育委員会の対応を検証し、今後是正すべきところがあるのか、お示ししていただくことになろうかと思う。実態の確認が必要なので、その後に再発防止に向けた部分を委員会としてお示しいただくとのことでした。
次に、委員より、2022年度6月補正における取り組みということで、市職員を対象とした研修、講座を実施するということだが、どのくらいの対象人員、講座内容なのかお知らせいただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、1つは、プレスリリースの添削講座を予定している。これは、プレスリリースの発信内容や発信するタイミング等のリリースのコツを学び、実際にリリースして効果を検証するような内容である。もう一つは、最近SNSが非常に有効なので、SNSの勉強会である。全庁の職員を対象にしたのがSNS、プレスリリースの添削講座は、担当者に特化するとのことでした。
以上が
政策経営部所管部分についてであります。
次に、財務部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、健康福祉会館の改修工事について、医師会と歯科医師会等々と話合いをきちんとされているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、医師会等と話をしながら相談をし、施設に影響がないような形で工事工程を組んでいきたいと考えているとのことでした。
次に、委員より、調査等委託料についてだが、エレベーターの構造耐力上の安全性確保は全ての公共施設で調査に入るのか。段階的に分けてやるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今年度、想定しているのは5基程度の調査をすることで考えている。営繕課で更新対象となるエレベーターは全体で50基程度あるので、10年程度で調査が完了して随時更新することで考えているとのことでした。
次に、委員より、エレベーターの点検だが、調査を行うことにした理由は何かとの質疑がありました。担当者の説明によれば、建築基準法が改正され、国から、エレベーターなどに対する脱落防止などの地震対策が要求されている。そこで、地震に対するエレベーターの構造的な安全性を確かめる必要があり、更新時期を直近で迎えているエレベーター施設について、事前に設計や構造的な強化が必要かどうかを判断するため、調査を行うとのことでした。
以上が財務部所管部分についてであります。
次に、
経済観光部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、小山田小学校北側の民有地の山林の整備のための測量予算だが、今回、ここがなぜ対象となったのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、町田市では、
里山環境活用保全計画を定め、民有地も含めた形での山林の再生と活用を進めていくことを方針として掲げており、市有地の山林の活用と併せて、民有地の山林も含めて、再生、活用について一緒に進めたいという話があれば、そこも併せて進めていくということが大きな考え方である。既に民有林の部分で地元の方が小山田の森委員会という形で活動し、山林の下草刈りや、そこを整備した後を活用する動き、今後、そこを広めていきたいという動きが地元にあり、そこからスタートしたとのことでした。
次に、委員より、作業路に関してだが、400メートル延長することで、幅はどれぐらい確保しなければならないといった決まりがあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、約1.8メートルの幅で400メートルを整備していくという考え方であるとのことでした。
以上が
経済観光部所管部分についてであります。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第45号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
最後に、請願第1号 リニア・トンネル工事について市民の安全・安心を求める請願について申し上げます。
まず、請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。
今回のこの請願は、冒頭の3行に書いてあるとおり、前回の12月議会においてこの委員会に提出したもので、そこの結果、継続審査となった。しかし、残念ながら議会改選のために審議未了となったため、今回改めて請願したものである。請願事項と請願趣旨の前半部分は、前回と同じものである。よって、前回の賛同者は747名いた。それに加えて、やはり今回出すに当たって重複することも承知の上で署名を集め、本日、192名の賛同者を提出した。重複部分があるので、この趣旨に賛同されている方はおよそ800名程度というふうになるかと思う。ご承知おきいただきたい。
さて、私はトンネル計画の40メートル圏内に在住している。十数年前にローンを組んでこの家に入った。子どもたちを育て上げて、今後もこの町に住み続けたいと思っている。入居の数年後にリニア新幹線の路線計画が発表され、我が家の近くにトンネルが掘られるということを知り、まず感じたのは、地権者の承諾なく勝手に自分の土地の地下にトンネルを掘られるのは嫌だなという思いであった。そのときには、地盤が弱まるのではないか、振動や電磁波が来るのではないかなど何となくの不安があるまま10年ほどを過ごしてきた。ところが、一昨年の調布の陥没事故が起こった。地上に深刻な影響が及ぶ事実を目の当たりにして、これは大変なことだなと強く感じるようになった次第である。
心配されることは4点あり、1つ目は、工事で陥没やひび割れなどの影響で人命や生活が脅かされる心配があるということである。2つ目は、工事後、すぐに影響がなくても、何年か後に影響がじわじわ出てくる心配、特に一昨日あった地震とかが起こると、それがきっかけで地盤が変化するのではないかという不安を持っている。3点目、リニアが開業して、その振動などの蓄積による影響が出てくるのではないかという心配である。そして4点目、そのような不都合が起こった場合に、科学的な因果関係の立証を我々に求められたとしても、素人ではなすすべがないということである。
もともとこのリニア計画は、地上には影響が及ばないという前提で行われた。ところが、JRはこの事故をきっかけに事前の家屋調査をするという大転換をしている。つまり、地上に何らかの影響のあるおそれをJR自身が認めているわけである。毎日トンネルの上で生活する住民にとっては、とっても心配、切実な問題である。今そういう不安にさいなまれているということをJRには受け止めていただきたいし、町田市には、この市民の不安に寄り添っていただきたいというのが、この請願の趣旨である。
JR東海がトンネルから40メートルを根拠としているトンネル技術協会の指針は、20年以上前の1999年に出された。調布の陥没事故は1年半前に起こっている。要するに、二十何年前の指針では考えられなかったことが起こっているということである。なので、調布では80メートル離れたところも補償の範囲に入っている部分がある。だから、せめて40メートルを超えて家屋調査を希望する人に受けられるようにしていただきたいということである。昨年8月に説明会のチラシがポスティングされた。これがJRから私の家に来た初めての通知である。しかし、40メートルに限るということなので、ホームページでせめて告知していただきたいと企画政策課に私が電話をして実現した。
説明会であるが、請願に書かれているような6点の問題があった。つまり、工事を速やかに進めたいJRにとっては、対象の人が増えることを避けたい気持ちは分かる。そのため、説明会も個別電話対応もできるだけ絞り込んでいるわけである。個々の住民は大企業に対してはとても弱い存在で、工事の事実が知らされないとか、聞きたくても丁寧に対応してもらえないということについては、自治体に寄り添ってもらわなくてはなすすべがない。ぜひ町田市はJRとの仲立をしていただきたい。トンネルの上で何十年も生活する私どものことをぜひお酌み取りいただきたいと思うとのことでした。
これに対し、委員より、JRが、問合せがあれば個別の電話でという対応になっているとお聞きしたが、住民の皆さんにとって、そのことがどんな影響、不都合なことがあったりするのかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、私は電話を何回もかけたし、郵便でも質問事項や図版を送って、これについて教えてほしいというふうにお願いしたが、そのお返事は電話でしか来なかった。しかも、その電話というのが平日の9時から5時しかかけられないということで、仕事をしているとなかなかかけにくいということであるとのことでした。
次に、委員より、請願の中で、町田市に対して問合せ窓口の設置ということが求められていると思うが、具体的にはどういった内容を想定しているのかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、市がこのリニアトンネル工事に関しての疑問や質問とかがあったら寄せれば、集約する、JRに伝える、あるいはJRの担当者が来て、それに直接答えてもらう。直接JRが答えるような便宜を町田市に図っていただきたいという趣旨であるとのことでした。
次に、委員より、請願項目の中では追加の説明会を至急に開催してほしいという項目があるが、これについてもう少しご説明いただきたいとの質疑がありました。請願者の説明によれば、説明会は、質問者がまだたくさん残っているのに途中で打ち切られた。先ほども申し上げたように説明会の回数自体が少ない。それから、説明会の告知も不足していた。説明会の続きを至急にやっていただく必要があると考えているとのことでした。
次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。
請願内容として2点あるが、2021年12月議会の請願第14号 リニア・トンネル工事について市民の安全・安心のための請願書と同様であるので、基本的には同様の回答になる。1点目の「リニアトンネル工事による危険等から市民の安全と財産を守る立場から町田市としても情報を市民に積極的に伝えると共に、市民からの『問合せ窓口』を設置し、必要に応じてJR東海担当者を招いて市民の不安や疑問に対応するよう求めます」についてであるが、町田市としては、リニア中央新幹線についての情報を市のホームページに掲載しており、市民からの問合せについては政策経営部企画政策課が窓口として対応している。市民から寄せられた声については、毎月行っているJR東海との打合せの中で伝えている。また、JR東海も電話や窓口にて不安や疑問に対応していると聞いている。
2点目の「町田市としてJR東海に対し以下の項目を要請してください」の(1)「昨年9月に行った説明会では不十分であることを伝え、至急追加の説明会を開催するなど対応を求めること」についてであるが、町田市にも同様の声が市民の方から届いており、これも毎月行っているJR東海との打合せの中で、直接そういった声があることを伝えている。また、市内での説明会であるが、JR東海は片平非常口新設工事説明会を3月21日、22日に実施する。加えて、小野路非常口から上小山田非常口に向けてのシールド掘進工事に関する説明会を計画している。その場でも近隣住民の皆様のご意見をお伺いすると聞いている。
最後に2点目の(2)「トンネル直上から両側40mの範囲に限らず、隣接する土地についても地権者からの要望があれば家屋調査の実施を求めること」についてであるが、事前の家屋調査については、リニア中央新幹線のシールドトンネル端部から40メートル範囲内の建物等を対象にしている。なお、調査範囲外で事前の家屋調査を実施しない場合であっても、万が一、リニア中央新幹線の工事に起因する損害等が発生した場合には補償等の対応を適切に行うと聞いている。
以上のとおり、リニア中央新幹線の築造工事については、当初からJR東海とコミュニケーションを取りながら、それぞれの役割に応じて既に対応している。そのため、改めて請願の趣旨に沿った対応をする必要はないと考えているとのことでした。
これに対して、委員より、調布の陥没事故後、NEXCO東日本の有識者会議は、シールド工法の施工ミスと調布の事故を結論づけている。硬い地盤に当たったことで、柔らかくするような薬剤を注入して、それを入れ過ぎたため地盤が緩んで陥没事故が起きたと。それが有識者会議の結果だが、こういった地盤のデータを調布市と町田市が共有しているとか、そういう事実はあるかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、調布の陥没事故については、市というよりは、まずはNEXCOのほうで科学的な検証をして、そのNEXCOのほうの検証結果に基づいて、JRがJRのシールド工事を進めるに当たっての技術的な検証を加えて必要な安全策を講じているというふうに聞いている。調布市と町田市がそういう地盤の情報を共有しているということはないとのことでした。
次に、委員より、説明会は時間制限がされて質問を打ち切られたという文言があるが、普通、こういう説明会というのは、時間制限というのは、もともとはお尻ありきだと思うが、この言葉で制限される、打ち切るというのは、何か背景的なものはあったのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、質問が数多くあったと思うが、会場の使用の時間の都合で途中で止めざるを得なかったというのが実情かと思う。その説明会の内容については、後日、JRの担当から我々も報告を受けているとのことでした。
次に、委員より、JR東海の説明会では、NEXCOの事故において特殊地盤だということを殊さら強調しているように見える。町田におけるこの10キロの延長においては、こうした可能性は見受けられないというふうにJR東海は判断していると考えてよいかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、町田市の工事施工区間においては、調布の陥没事故があった周辺のような特殊な地盤はないというふうにJRの検証結果があるし、それについて報告は受けているとのことでした。
次に、委員より、不安の声があるということをただ伝えるのではなくて、不安の声があるのでJR東海のほうに追加の説明会を開いていただけないかということを、町田市はそこまで言っているのか。また、これから言っていくべきではないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、JR東海とは定期的な打合せを毎月やっているので、今後もトーンを強めて申入れするということはしていきたいというふうに思うとのことでした。
本件については、もうしばらく見守りたい思いがあるため、継続審査の取扱いとなった後、担当者より、その後の経過について、次のとおり報告がありました。
第1回定例会において提出された本件の請願について、3月に実施したJR東海との打合せにおいて、JR東海側に請願内容を伝えている。特に説明会の開催については、事前に町田市と調整し、改めて実施するように申入れをした。その後、4月に実施したJR東海との打合せにおいて、市からの申入れに対してJR東海から回答をいただいたところである。JR東海からは、昨年9月に実施した安全安心等の取組説明会の開催に当たっては、適切な周知を行っていると考えている。説明会に出席できなかった方に向けては、説明会資料や主な質問事項をホームページに掲載しており、ホームページの掲載箇所及び問合せ先を掲載したお知らせを地域に配付して周知を図っている。さらに問合せがある場合には、工事事務所で個別に対応しているとの回答があった。
また、今後実施するシールドトンネル工事の着手の前には、小野路非常口から上小山田非常口に向けてのシールド掘進工事に関する説明会の開催を計画しており、引き続き、周辺にお住まいの方からのご意見をお伺いすると聞いている。この説明会の開催については、町田市と各自治会・町内会とも連絡を取りながら開催すると聞いている。工事着手後は、トンネル掘進の進捗に合わせて順次状況をお知らせする場を設けることや、周辺にお住まいの方にトンネル工事の進捗のお知らせを配付する取組などを行うと聞いている。町田市では、政策経営部企画政策課を窓口として、市民から寄せられた声は随時JR東海に伝えている。これからもJR東海との対話を継続していく。
このように、当初からJR東海とはコミュニケーションを取りながら、早期完成に向けて、それぞれの役割に応じて対応を行っているところである。そのため、改めて請願の趣旨に沿った対応をする必要はないと考えているところであるとのことでした。
これに対し、委員より、国土交通省が出している資料に沿ってJRは工事を進めていくということと思う。この資料の中に、添加剤の選定を適正に行い、土の締め固まりを起こさせないとか、排土量を丁寧に把握するとか、そういったことに加えて、積極的な情報提供を行うと書いてある。残念ながら、市に対して、工事が着工できていない理由は説明できていないし、こういった場でもしっかりと説明できないということは説明不足だと思うが、JRは市に対して誠実だと思うかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、JRの社内のことを申し上げる立場ではないが、工事を進めていく上で講じる安全対策とか施工計画について説明はいただいているし、技術的に専門性の高い分野になると理解が及ばない部分もあるが、JRとしては町田市に対してそこはきちんと説明をしていただいているとのことでした。
次に、委員より、工事車両の搬入路の問題等でJRや国に対しても申入れを行った。こうした取組は、町田市が住民の皆さんから出された要望に基づいて行ったものである。ならば、今、調布の事故を経て住民に広がっている限りない不安、これを解消していくために、丁寧な説明会を設けてほしいということを住民に成り代わって申入れを行ったらどうかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、市として、安心安全等の取組に関する説明会について再度開催してくれないかという申入れはした。さらに、町内会・自治会単位もしくは連合町内会単位に範囲、対象を狭めたきめ細かい説明会の開催についても要請、申入れをした。JRからは、それは致しかねるというような回答をいただいたが、市として、説明会の開催については強く求めてきたとのことでした。
質疑終了後、賛成の立場から、本請願は、リニア中央新幹線事業の小野路地区についての昨年9月の住民説明会や家屋調査でのJR東海の説明と対応が極めて不十分であり、市民の安心と安全は得られないとして、町田市に対して、市民の安全と財産を守る立場から、JR東海に対する積極的な対応を求めている。
今回の住民説明会のきっかけとなったのが、2020年10月に調布市で起きた東京外かく環状道路工事におけるシールドマシンを使っての陥没事故である。大深度地下法の安全神話が崩れた中で、JR東海はNEXCOによる同種の事故を教訓にして、地上で生活をする住民の安全を守る責務がある。また、国土交通省が設置したシールドトンネル施工技術検討会は、同事業のさらなる安全性の向上と周辺地域の安心の確保が必要であるとの認識の下、令和3年12月、シールドトンネル工事の安全・安心な施工に関するガイドラインを策定した。同時に、このガイドラインはこれで完結するものではなく、新たな事象や課題から得られる技術的知見を基にガイドラインの充実が必要だとまで述べている。
この指摘に照らすならば、JR東海は大深度で行われる見えない工事に対して大きな不安を抱える住民に真剣に向き合った対応をしなければならないが、行われておらず、住民の不安は増大するばかりである。このようなときに町田市は、地上で生活をしている地域住民の安全と安心の確保のために、住民の福祉増進の立場から住民に寄り添い、JR東海に説明責任を果たさせる姿勢に立つことが求められていると考える。
以上の理由から、請願第1号に賛成するとの理由で当請願に賛成するとの賛成討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成少数をもって不採択すべきものと決しました。
以上で総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第45号議案を除く議案及び請願に対する討論を許します。討論の通告がありますので、発言を許します。
請願第1号に対する賛成討論。
33番 細野龍子議員。
〔33番細野龍子登壇〕
◆33番(細野龍子) おはようございます。通告に基づき、日本共産党市議団の一員として、請願第1号 リニア・トンネル工事について市民の安全・安心を求める請願について、賛成の立場で討論を行います。
リニア新幹線が町田の大深度の地下を通ることになり、トンネルの地上部分に住んでいる方やトンネル掘削の立坑の周辺に住んでいる方々は計画が明らかになった当初から大きな不安を感じていらっしゃいました。
立坑工事が始まり、現在も周辺の皆さんは掘削工事や大量の土砂運搬による渋滞の発生など不便を被っています。しかし、2020年度10月に起きた調布市の東京外かく環状道路工事による地盤陥没事故は、これまでと質の違う状況を住民の皆さんにも、また、日本の国にももたらしました。
大深度での工事でも周囲の地盤の状況によって地盤陥没をもたらすということを事実として明らかにしたのです。住民にとっては、漠然とした不安が現実のものとなったのです。リニアトンネル工事の計画は、それ以前に策定されたものです。地盤や環境が本当に安全なものか、調査した内容や工事の情報も含めて丁寧に、具体的に、住民は情報を受け取る権利があります。
説明が不十分であれば納得はできないし、不安や不信も募ります。そして、多くの住民がこれまでの説明会では不十分だと感じている。そのために出された請願です。町田市は基礎自治体として、市民が安全安心に住み続けられる権利を守る役割があります。
よって、町田市は地域住民の要望に応え、JR東海に対して再度説明会を誠実に開くよう強く求めるべきと考え、本請願に賛成いたします。
○議長(戸塚正人) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第46号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第47号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第48号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
請願第1号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。
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―――――――◇――――――――
△日程第4
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――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第4、第49号議案外議案1件を一括議題といたします。
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健康福祉常任委員会議案審査報告書
1.第 49号議案 町田市
保健所関係手数料条例の一部を改正する条例
1.第 45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)
本委員会は、6月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月14日
健康福祉常任委員長
石 川 好 忠
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
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○議長(戸塚正人) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
健康福祉常任委員長 石川好忠議員。
〔健康福祉常任委員長石川好忠登壇〕
◎健康福祉常任委員長(石川好忠) おはようございます。今期定例会において、当健康福祉常任委員会に付託された議案2件につきまして、6月14日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告申し上げます。
まず、第49号議案 町田市
保健所関係手数料条例の一部を改正する条例について申し上げます。
委員より、この条例は、対象となる事業所はどのくらいあったのか。また、現場ではどういった役割を果たしてきたのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今までこの届出制度に該当していた施設は78件である。これらの施設が今後は届出なく、フグの毒が除去されたものについては調理、加工して提供することができることになるとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。
まず、地域福祉部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、地域福祉コーディネーターだが、どういったところに委託するのか。相原地区と小山地区をモデル地域にして地域福祉コーディネーターなどのアウトリーチ支援をすると言っているが、この2つの地域を選んだ理由はとの質疑がありました。担当者の説明によれば、地域福祉コーディネーターについては、1つの分野に限って動くというよりは、様々な高齢者、障がい者、子ども、保健、あとは地域の、例えば活動も含めて様々な点から相談を受けることを想定しているので、福祉の分野の多くのまたがった知識を持った方、そして地域に根差して活動を行っているような事業所、そういった方を抱えている事業所を業務委託先として検討している。また、相原地区、小山地区をなぜモデル地区として選んだかであるが、相原地区においては人口に占める介護認定率、また障がい者の割合が市平均よりも高い状況にある。そして、小山地区においては人口に占める年少人口の割合が最も高いということで、これから子どもに係る相談が増えてくるだろうと考えている。それと、相原地区においては、昨年度、相原地区社会福祉協議会が立ち上がり、地域に根差したボランティア活動をしてもらっていると考えている。地域福祉コーディネーターは、地域で活動している方たちと連携しながら情報をもらって支援につなげていく動きも取っていくので、地域活動が盛んな地域というところでもある。あとは、モデル地区として進めていくに当たって、人口規模の多いところで進めてしまうと検証として難しい部分も出てくると考えており、相原地区、小山地区は人口規模的にも適しているところでもあるので、総合的に勘案してモデル地区を選んだとのことでした。
次に、委員より、地域における福祉の困りごと相談支援体制強化事業で、拠点のようなものを考えていると言っていたが、928万2,000円で拠点まで確保できるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、地域福祉コーディネーターの活動拠点として、モデル地区の中に拠点を置いて、地域から直接相談も受けられるような窓口も併設したい。地域福祉コーディネーターの動きとしては、どちらかというとアウトリーチ型になるので、地域に出ていって情報を取得して、その方を支援機関につなげていく動きを取っていくが、電話での相談も出てくることが想定される。さらに窓口に来る方もいる。今回、1月から3月までの事業費として持たせてもらっている。年間で考えると約4倍になるので、3か月分としては適正な金額と認識しているとのことでした。
次に、委員より、継続したアウトリーチ事業ということで、いろいろな福祉の総合的な問題というのは、支援は欲しいが、なかなかそれを自らすることができない方のサインをいかに拾い上げていくのかが大事だと思うが、どういうものを想定しているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、継続的なアウトリーチという形を今回示したのは、特に地域の中で必要な支援につながっていない方の事例として、自ら支援が必要であることを認識していない方も含まれてくると思うし、また、支援自体を拒否している方もいることを認識している。そういった方においては、1回訪問してすぐに支援機関につながるよりは、長い月日をかけて関係を構築して、信頼関係を得てからやっと支援機関につながる動きになってくるので、継続的に、定期的にアウトリーチをして関係を構築して支援機関につなげていく役割をコーディネーターが担っていくものであるとのことでした。
次に、委員より、今はあんしん相談室もあると思う。重なる部分はどうなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、コーディネーターは分野を限らないので、重なる部分があっていいものだと認識している。役割を分けてしまうと、地域の中のアンテナが少なくなってしまうので、地域福祉コーディネーターが先に把握した場合は、初動になった上で、専門の支援機関と連携しながら動いていくことを想定しているとのことでした。
次に、委員より、相当高いスキルが要求されるが、できる方は簡単に見つかるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、地域福祉コーディネーターは、様々な専門機関と連携しながら進めていくので、1人で全てが解決できるとは認識していない。地域福祉コーディネーター自身は様々な経験を積みながら事例を蓄積して動いていくので、まずは、様々な事例を重ねて、その上で、コンシェルジュのような動きをしていく。例えば、その方はどういった課題を抱えているのか、その課題を整理して専門機関につないでいく役割を担うので、様々な分野の制度を認識しているというところが大事だと思っている。そのため、そこから先の専門的な支援となると、コーディネーターの部分で不足してくる部分もあるので、難しいとは思っているが、そういった事例を重ねることで、多くのことを学んでいくものと思っているとのことでした。
次に、委員より、協議体を新しくつくって相談支援体制を考えていく中に、市が今考える相談支援の、地域福祉のコーディネーターを置いていくようなイメージを持っているのか、全体の枠組みを示してもらいたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、地域福祉コーディネーターは、どれだけ広いネットワークを持っているかによって支援のつなげる先が増えてくると認識している。そのためには、地域の中のネットワークを構築するために顔の見える関係性をつくっていく必要があると思っているので、コーディネーターを中心として様々な支援機関が入った連絡会を地域の中で立ち上げていきたい。また、全てコーディネーター任せにならないように、現在、市の中では、相談支援体制を検討していくに当たっての包括的相談支援体制検討委員会を立ち上げて、横の連携を深めていこうと検討を進めているとのことでした。
次に、委員より、今、制度も、いろいろな施策も複雑化してきて、重複していく中で、少しスリムにしていくような、点検がきちんとされているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、様々な制度があって、重複してどちらを選んだらいいかといったことも出てくると思っている。そういった場合、本人の話を聞いて、庁内の中で、分野をまたいだ支援会議を開いて、担当部署が集まって話し合って、本人にとって何がよりよいものなのかを検討した上で支援を展開していこうという考えを持っているとのことでした。
次に、委員より、イメージとして民間機関が入るのか確認したいのと、既存の体制で解決ができない問題が出てきたときに、地域福祉コーディネーターはどういったところをよりどころにして対応していくのか。何か枠組みを設けて、その中で意思決定をしていくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、支援会議の中に民間機関が入ってくるのかだが、重層的支援会議と国では言ったりするが、個人情報の問題があるので、本人同意を取った上で民間の機関を入れて支援会議を開くことも想定している。民間機関には、民間の社会福祉法人だけではなくて、例えばNPO法人や町内会・自治会も考えられる。あとは警察、医師や弁護士ということで、その方の事例に合わせて必要な方をお呼び立てして会議を開いて支援を行っていくことを想定している。それでも、公的支援では解決できないものもあると思う。その場合については、例えばひきこもりの方であれば、地域で清掃活動をしている自治会・町内会があれば、そこに一緒に入ってもらって最初の軽作業からやってもらうなど、様々なパターンがあると思うが、地域の活動団体に協力を仰ぎながら進めていこうという考えである。それでも難しい場合においては、その方の経過観察が非常に大事だと思っている。公的支援を受けられるようになった時期を決して見逃してはならないと思っているので、地域福祉コーディネーターは、その方を継続的に見守っていくところを担っていけたらと考えているとのことでした。
次に、委員より、一人一人に寄り添った丁寧な対応をしていくということだったが、恐らくそれぞれ個別支援計画のようなものをつくっていくと思うが、モデル地区での運用では何名程度を想定しているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回のモデル地区の中での人員だが、地域福祉コーディネーター業務に関わる人員として、2地区に合計で4名配置する予定である。その中でコーディネーターとして中心的な役割を担うのが2名で、補助を行っていく職員が2名を想定しているとのことでした。
次に、委員より、これから恐らくたくさんの制度のはざまと対峙することになると思うが、1名が主担当で1名が補助というところで、とても大きなものを担っていくと思うが、それを補完する役割として地域のNPOや地域活動団体だが、それがない場合に新たに立ち上げたり政策提言するのも地域福祉コーディネーターの役割になっていくというイメージかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、例えば地域の中における地域活動を生み出していくのも一つの役割と認識している。地域活動を受け入れてくれるような動きがないと、支援機関は増えていかないので、高齢者の分野で言えば生活支援コーディネーターが地域活動も生み出していくような動きをしてくれているが、そういったコーディネーターと連携しながら様々な地域におけるメニューをつくっていくのが一つと思っている。先行導入市の事例で言えば、例えばサロン活動をつくったり、ひきこもりの当事者会のような会議体を立ち上げたりとか、地域の中の活動の要望も聞きながら、個別支援だけではなくて地域づくり支援にも携わっていくのが地域福祉コーディネーターの役割となっているとのことでした。
次に、委員より、今回、モデル地区で年明けから検証するということだが、来年度以降のイメージが決まっていれば教えてもらいたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、当事業においては、町田市5ヵ年計画22-26の重点事業として位置づけられており、2025年度までに市内の町内会・自治会連合会単位の10地区にエリアを拡大して、市内全域への整備という形で進めていきたいとのことでした。
次に、委員より、地域福祉コーディネーターの役割について、専門機関につなぐような役割は民生委員も今担っていると思うが、活動内容で重複する部分があるので、不足している民生委員の補完的な意味合いがあるのか。また、地域福祉コーディネーターの身分について、市が直接雇うのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、民生委員の負担も増えてきており、継続的に関わらなければいけない状況も大きく増えてきている中で、不足している民生委員の欠員を埋めるということではないが、負担を軽減するというところも一つの目的である。また、複合化、複雑化した困り事にコシェルジュ的な役割を果たして、しっかりと課題を整理して適切な支援機関につないでいく役割も一つである。そして、市が直接、地域福祉コーディネーターを雇うというよりは、委託先の機関でそういった方を雇ってもらう、また、そういった方を育成していくことも委託先の機関では役割として出てくると考えているとのことでした。
次に、委員より、民生委員は活動費、実費はもらえるものの無報酬でやっていて、仮に同じようなことを報酬をもらっている人がやると、民生委員から見たときに不公平感のようなものが生まれて、さらに、やめようという形で民生委員が減ってくる事態を不安視しているが、そのようなことがないように、民生委員以上のことをやってもらえればいいと考えているがとの質疑がありました。担当者の説明によれば、民生委員と地域福祉コーディネーターの違いとして、地域福祉の専門職という形になるので、民生委員では難しい案件を地域福祉コーディネーターが担っていく。そのため、民生委員にも現状やってもらっているところはこれまでどおり担ってもらいたいという考えの中で、民生委員が、例えば地域の中のアンテナとして活動している中で、どうしたらいいか分からないときに、一つの相談場所となる。そして、コーディネーターが課題を整理して支援機関につなげていく、その後の担い手となっていくというところも想定しているので、民生委員よりも困難ケースを抱えていくことが想定されているとのことでした。
以上が地域福祉部所管部分についてであります。
次に、保健所所管部分について申し上げます。
まず、委員より、子宮頸がんワクチンの関係で、接種機会を逃して任意で接種した方の助成はどういうルールで行われるのか。例えば金額的なこと、ワクチンの種類の制約、あるいはどのくらいの期間までか。どういったものを根拠として事務手続上は費用を助成するか。また、その周知啓発についてはどのように行うのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今、市は医師会と事務手続について協議を進めている。現状、国から示されているのは接種記録証と領収書に基づいて助成するということだが、町田市が助成している金額が1回につき1万8,300円である。そのため、同額のものを上限として、申請があった場合についてはお返しする予定になっている。また、接種対象のワクチンについては、定期接種が現状、サーバリックスとガーダシルというものが認められているが、そちらを接種された方を償還払いの対象と考えている。また、周知方法については、現状、任意で打たれた方は市で把握できていない。今回、キャッチアップ接種について予算の補正をしている。それ以降について、また7月に入ってからになると思うが、対象になる9学年の方に対してキャッチアップ接種の案内を送る。その中に償還払いの話も記載して対象者の方に周知を図るということを考えているとのことでした。
次に、委員より、新型コロナウイルスワクチンの供給量について確認したいが、昨年、自治体への振り分けについて少しワクチンの確保が危惧された時期があったと思うが、その点について今の状況はとの質疑がありました。担当者の説明によれば、ワクチンは十分確保できているので、安心して接種してもらえると考えているとのことでした。
次に、委員より、ワクチンは、例えば集団のほうに予定していたものが個人病院に転用される使われ方は認められているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、ワクチンについては、個別の医療機関のほうがニーズが高ければそちらに振り分けるとか、柔軟に対応できるとのことでした。
次に、委員より、目標は立てているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、目標設定は特にしていない。特に小児の接種については努力義務が外れているので、勧奨については、受けることができるという形で伝えている。ただ、12歳以上の方の接種については東京都の水準を上回るレベルを維持していくというところは目安として置いているとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第45号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上で健康福祉常任委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第45号議案を除く議案に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第49号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第5
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○議長(戸塚正人) 日程第5、第52号議案外議案1件及び請願2件を一括議題といたします。
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文教社会常任委員会議案審査報告書
1.第 52号議案
小山田子どもクラブ新築工事請負契約
1.第 45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)
本委員会は、6月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月15日
文教社会常任委員長
東 友 美
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
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文教社会常任委員会請願審査報告書
1.請願第 7号
南つくし野小学校の存続を求める請願
請願者 町田市南つくし野2-7-8
大 谷 邦 孝 外66人
本委員会は、6月10日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
1.請願第 8号 芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業について(仮称)
国際工芸美術館整備及び国際版画美術館との一体的整備について協議する場を求める請願
請願者 町田市原町田4-24-27 ラ・フルール芹ヶ谷
芹ヶ谷公園をより良くする市民の会
鹿志村 弥 生 外2人
本委員会は、6月10日付託された上記請願審査の結果、「採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月15日
文教社会常任委員長
東 友 美
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
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○議長(戸塚正人) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
文教社会常任委員長 東友美議員。
〔文教社会常任委員長東友美登壇〕
◎文教社会常任委員長(東友美) 今期定例会において、当文教社会常任委員会に付託された議案2件及び請願2件につきまして、6月13日及び15日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。
まず、第52号議案
小山田子どもクラブ新築工事請負契約については、担当者の説明をおおむね了とし、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。
まず、市民部所管部分について申し上げます。
委員より、南町田駅前連絡所を閉鎖する中で、例えばおむつ専用袋やボランティア袋の配布などの窓口や機能についてはほかのところでやり取りができるようになるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、行政窓口の機能、いろいろ申請をお預かりするものについては、2023年4月までに南町田グランベリーパーク駅近く、周辺に機能を移転する。そちらのほうに店舗を構えている事業者に委託をしていくということを考えている。委託の内容の中には、例えば妊娠届のお預かりや、マル子の医療費の申請のお預かりも含まれているが、同時に、おむつ袋、ボランティア袋の配布も含めることで進めている。市民の方には、窓口に寄っていただくことになるが、比較的利用が多いため、なるべくお手間をかけないような形を考えており、その受け取り方法をそのまま駅周辺でも行えるように準備を進めているとのことでした。
以上が市民部所管部分についてであります。
次に、文化スポーツ振興部所管部分について申し上げます。
委員より、芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業について、今回基本設計と実施設計併せて予算が出ていると思うが、どういった意図があって併せて上程しているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回は基本設計、実施設計を一連の作業の中で一体的に計画していくこと、今後の整備スケジュールなどを考慮して、基本設計と実施設計を併せて予算計上している。具体的には、工房・アート体験機能や喫茶機能について、専門家や工房利用者の方を含めて、実施設計段階で反映するような具体的なご意見までいただいている。基本設計に入った際、これはまだ実施設計だから今後検討するということではなく、検討できる部分は実施設計の部分であっても、一部でも検討する。今回かなり具体的なご意見をいただいているので、基本設計と実施設計を一体的に進めていきたいと考えているとのことでした。
次に、委員より、今回基本設計と実施設計を一緒に債務負担行為で予算を出しているが、一緒にする大きなメリットはあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今まで工房利用者の方、近隣の方々のお話を伺う中では、まだ基本計画なので、基本設計が始まり次第、お示ししていくということを発言したことで、それを本当にやってくれるのだろうかと思われる部分もあった。そうした意味で実施設計の中で検討すべきものを含めて少しでも提示をしながら、一体的に進められるのではないかと考えているとのことでした。
以上が文化スポーツ振興部所管部分についてであります。
次に、子ども生活部所管部分について申し上げます。
委員より、コロナウイルス感染症対策の休園等をした場合の措置について、今、臨時休園するというのは、具体的にどういう状況で臨時休園が起こっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、休園になるケースというのは、ほとんどが職員、保育士が複数名濃厚接触に該当して保育が継続できないような状態になったときに、休園という形にさせていただいている。濃厚接触以外にも、発症された方が大勢出ているというケースが一番休園になりやすく、そのときも、基本的には園内や姉妹園で何とか融通をつけてもらってやっているが、どうしようもないケースのときだけ、基本的には休園という形にしているとのことでした。
以上が子ども生活部所管部分についてであります。
次に、学校教育部所管部分について申し上げます。
委員より、中学校給食センター整備事業費について、今回、PFI、リース方式でこれからプロポーザル等を出していくと思うが、公募において業者選定で重視すべき点が、給食センターの整備運営の方針になってくるかと思うが、どのように考えているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、プロポーザルで重点的にPFI事業者等に求めていく能力については、公募を通じて、事業者に対しては、まずは町田の重視する施設のコンセプト「食を通した地域みんなの健康づくり拠点」をしっかりと理解していただくことが前提になってくる。その上で、市が求めるサービス水準を企画していく事業提案力、そして、食を通した地域健康づくりの活動を幅広に具現化し、実施していく事業展開力、この事業企画力と事業展開力という2つの能力を公募の中で重視していきたいと考えているとのことでした。
以上が学校教育部所管部分についてであります。
次に、生涯学習部所管部分について申し上げます。
委員より、電子書籍サービスの導入について、これから事業者決定になっていくと思うが、どんな利用方法またはどれぐらいの図書、本の数、種類が対象になっていくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今年度については、3,500冊程度導入したいと考えている。使われ方については、まずは今回、デジタルデバイドの解消に向けて導入したということもあるので、いわゆるデジタルサービスに不慣れな高齢者の方に使ってもらえるところをまずは進めていきたいと考えている。その後は来館しなくても使えるという利点が電子の場合にはあるので、今まで図書館自体に来られなかった方などのアクセスや子どもたちを想定して今後展開していきたいと考えているとのことでした。
以上が生涯学習部所管部分についてであります。
質疑終結後、まず、反対の立場から、本補正予算には、学校給食の食材費物価上昇に対応する予算や保育士への賃金改善の予算、学校・保育所新型コロナ感染対策、またデジタルデバイドの解消など、喫緊の課題への重要な予算が組まれていることは大いに評価をする。一方、南町田駅前連絡所の閉所、機能移転について、場所を借りていた相手の都合のため仕方がないことであり、機能の代替については対応を今後も含め取られていることは理解をするが、利用の多い連絡所であること、マイナンバーカードを持っていない方にとっては大きなサービスの低下になってしまうため、窓口対応のできる代替など、さらに再検討をお願いしたいと思っている。予算については、本予算の中で芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業では、(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟の基本・実施設計等の予算において、工房利用者や、また関係者の合意のないまま、国際版画美術館から版画工房の移設という形で計画が具体化されているということが審議の中で明らかになっている。理解を得られた段階ではない中で基本設計、実施設計を計上することは問題だと考え、以上の理由により第45号議案に反対とするとの反対討論がありました。
次に、賛成の立場から、今回の予算には、保育士の処遇改善や学童保育など、子ども生活の環境整備に関する予算や中学校給食センター整備事業、図書館機能・サービスの充実などが盛り込まれているなど、一定の理解はしているところである。しかし、芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業について、何点か指摘する。初めに、(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟基本・実施設計業務委託料について申し上げる。この設計業務は、基本設計と実施設計が同時に提案されていることである。本来であれば、議会審議基準である1億7,000万円の事業予算規模の場合、基本設計完了後に実施設計の審議に入るのが通常であると思う。これは基本設計を行った上で実施設計に入るまでの期間でしっかりとした収支計画やコンセプト、整備計画について議論し、より充実した実施設計を行うためである。しかし、今回の予算計上では基本設計と実施設計が同時に提案されており、委員会での質疑では、基本設計と実施設計を同時に提案することにより包括的な意見対応ができるとの提案理由が述べられているが、さきに述べたように、基本設計と実施設計を分けて提案しても対応は可能であり、特段納得ができる提案理由とは言えず、スケジュールありきと指摘せざるを得ない。これは以前に、地域住民との協議に入るときの協議中については、スケジュールに関しても柔軟に対応するという当初の市の姿勢に相反する行為であり、協議を行う本来のしっかりと政策面、財政面を議論し、実施設計に入るという意義が抜けていると考える。
もう1点は、令和2年度3月議会で審議された(仮称)国際工芸美術館及び国際版画美術館との一体的整備の予算が提案された際にも、基本設計予算と実施設計予算が同時に提案されたという点である。このときにも我が会派では今回同様の意見を申し上げた。結果として、新型コロナウイルス感染症の影響で基本設計が大幅に遅延し、当初予定していた時期に予算規模が示せなくなった。また、設計事業者が行った基本設計を経て(仮称)国際工芸美術館及び国際版画美術館の一体化工事部分の予定金額が倍額との設計結果になったにもかかわらず、当委員会には行政側から具体的な行政報告がなされなかった。また、スケジュールありきで基本設計と実施設計を進めた結果、地域住民などとの協議不足が明るみになり、結果、地域住民との協議の場を設けなければならない状況となった。これはまさに基本設計と実施設計の予算を抱き合わせで予算を可決した弊害であると考える。
最後に、今回の委員会において(仮称)国際工芸美術館及び国際版画美術館の一体的整備の附帯決議である実施設計における予算規模に対する根拠を示すことに対する理解が得られるような削減計画や維持管理費の計画などが全くなされていない点である。事業規模については、実施設計時にしっかり削減していくという答弁を繰り返していたにもかかわらず、実施設計を再開している中で事業規模の削減計画が示されないことは遺憾と言わざるを得ない。このように、これから議論するべき事項が多い中で、基本設計と実施設計を抱き合わせで予算提案することは、令和4年度3月定例会の文教社会常任委員会附帯決議の内容に対する逸脱行為であると判断する。以上の点については早急な対応と説明を強く求めるものである。
よって、我が会派は、(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟基本・実施設計業務委託料予算については、基本設計と実施設計を分けて提案するべきであると表明し、さらに地域住民などに継続した協議を行うことを条件に、賛成討論とするとの賛成討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、請願第7号 南つくし野小学校の存続を求める請願について申し上げます。
まず、請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。
まず、小中学校統廃合が、なぜ住民に知らせる前に決まったかのようなスケジュールに進んだか。1、ここに大きな問題がある。小中学校統廃合については、地域に結びついている学校を地域住民との合意を求めず、スケジュールありきというのはあまりにも乱暴な計画である。地域住民との話合いが必要である。2、時期を同じくして芹ヶ谷公園再整備基本計画、モノレールを町田までの計画によって莫大な予算を必要とするが、この案件が小中学校統廃合に絡んで急いでいるようにしか見えない。少子化について、私は南つくし野に居住し、孫が南つくし野小学校に通っている。この統廃合が降って湧いてきたことに驚きである。理由は、近年、少子化による児童生徒の減少が進む、併せて学校の老朽化と市教育委員会では言う。ところが、南つくし野小学校においては5年前と比較してもほぼ変わらず、若干右肩上がりの傾向が見られる。学校の生徒数は、町田市立小学校の中でも3位の生徒数がいる。地域的にも集合住宅、戸建て住宅が進み、若い世代も増えている。話を聞くと、町田は教育が充実している、近くに学校があると、引っ越してきた理由を学校の近くの公園で小さなお子様を連れていたお母さんに聞くと、「えっ、なぜこのようなことになったの。ショックです」。このように、南つくし野小学校がなくなることは聞いていないのである。
学校の老朽化については、建物の使用年数は従来60年から80年に、20年周期に躯体の調査結果により躯体改修工事を実施、それにより長期80年程度、躯体以外には内装設備、配管を含めた全面的な改修を行う。適切な時期に改修工事を行うことにより長期にわたり使用することができると言われている。通学道路として適切か。一番遠い学区、ガーデンセシアから通うと、子どもで重いランドセルを背負って約45分。学校を中心として約30分から40分かかり、車の多い通勤時間帯になる。歩行者道路でない道路も多々あり、大きな交差点もあり、また、この地域の特徴である坂道が行く手を阻む。なぜこのような理不尽な扱いを学童に負わせなければならないのか、私には分からない。
少人数学級を進めるために、町田市教育委員会で言うように少子化に対応しての統廃合ではなく、ゆとりある少人数学級をつくるべきである。教育にお金をかけることは決して無駄ではない。将来の宝である子どもを成長させる。教育に税金を使うことに反対する人はいないだろう。未来の町田を築いていくためである。統廃合を行うとするならば、地域の実情に合わせることが必要なのではないか。
冒頭挙げたように、南つくし野小学校は1980年4月1日に開校した。当時と全く状況が変わってきた。現在では押しも押されぬ町田市立南つくし野小学校、2022年度5月では生徒数、第2位の位置にある。以上の点をお酌み取りいただき、南つくし野小学校の存続をお願いしたいとのことでした。
これに対し、委員より、開校当時の前後の状況、地域の方の声などで把握していることはあるかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、その当時は、通学ももちろん大変だったが、父兄が学校に行くということ自体、大変な思いをしていた。そういうことの中で、署名運動など、随分運動をしながら、この学校をつくっていった。学校が開校するまでにはいろいろな妨害というか、そういうことはする必要がないという意見などもあって、開校するまでには大変な努力があった。そのときの苦労があったのに、今ここでこの学校がなくなってしまうのかということで大変嘆かれているとのことでした。
次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。
初めに、請願項目の1、南つくし野小学校は廃校にせず存続してくださいについて説明する。少子化や学校施設の老朽化といった問題に対応しながら未来の子どもたちによりよい教育環境をつくるとともに、学校を地域活動の拠点とするため、2021年5月に町田市新たな学校づくり推進計画を策定した。学校を統合することについては、2019年度に保護者、教員、市民に実施したアンケート調査結果で半数以上の方が地域ごとに建て替える学校を決めて重点的に通して建て替えるという回答があったことから検討を始めている。また、通学距離や時間についてもアンケートの調査結果を尊重し、通学時間の許容範囲をおおむね30分程度、通学距離の許容範囲を徒歩でおおむね2キロ程度を目安とした。
つくし野、南つくし野地区の学校候補地については、つくし野セントラルパークとしていたが、町田市住みよい街づくり条例で規定する地区街づくりプランの変更に必要な合意が得られないと確認できたことから、次の候補地としていたつくし野小学校を当該地区の学校候補地に変更した。つくし野小学校は南つくし野小学校に比べ1,700平米ほど敷地面積が広いことや、建築制限が緩やかなことから、ゆとりある学校施設環境を整備することができると考えている。つくし野、南つくし野地区の通学区域は、つくし野小学校地を中心として直線距離で2キロ以内に入っていることを確認している。また、通学路については安全点検などを行い、子どもたちが安全に通学できるよう、必要な対策を図っていく。学校統合を含めた通学区域の見直しを進めることは、未来の子どもたちによりよい教育環境をつくるために必要であると考えている。
次に、請願項目の2、統廃合ではなく少人数学級を進めてくださいについて説明する。今後、年少人口の減少が進んでいくことが見込まれる中では、小規模な学校が増えてくると想定される。そこで、請願要旨にある1学級当たりの人数が少ない少人数学級と1校当たりの学級数が少ない小規模校について整理する。まず少人数学級についてであるが、町田市教育委員会では、1学級当たりの児童数を東京都教育委員会が定める学級編制基準に基づき編制している。なお、国の法改正を受けて、学年進行で2025年度には小学校全学年が35人学級となる。次に、小規模校についてであるが、教育委員会では小学校18学級から24学級を望ましい学級数とし、これを下回る学校のことを小規模校と考えている。小規模校になった場合でも学校の運営に関する業務が減ることはなく、一人一人の負担が増大することで教員本来の業務が疎かになるといった現場の声を聞いている。望ましい学級数にすることで一定の教員数が確保できることから、教員1人当たりにかかる学校運営の負担を軽減することができ、子どもたちに向き合う時間を確保することができる。
さらに子どもの生活面では、クラス替えで交友関係を広げることがしやすくなる。また、学習面では多様な考え方に触れ、自分の考えを生かす、学び合うといったことがしやすくなる。現在、南つくし野小学校は766人で24学級、つくし野小学校は372人で12学級、両校合わせて1,138人である。なお、2020年度に開催した町田の新たな学校づくり審議会において、統合が可能と考える2031年度の児童数の推計は両校合わせて763人、24学級になると見込んでいる。現在の推計を鑑みると、一時的な増加はあっても少子化の傾向は続くと考えられるので、望ましい学級数を維持するためにも将来を見据えて統合していくことが必要であると考えている。
最後に請願項目の3、地域の街づくりの拠点を無くさないでくださいについてである。新たな学校づくりは、学校と地域が協働する拠点をつくる取組でもある。学校を地域活動の拠点として、より利用しやすい場所にすることで、大人が子どもの育ちを支えることはもちろん、大人自身も学び合えるなど、地域と学校だけではなく、地域と地域も新たなつながりを生み出していく場としていく。また、現在、学校が担っている防災機能については、学校跡地をはじめ統合新設校や周辺施設なども含めて、その地域にとって最適な配置を検討し、引き継いでいく。このような考え方の下、南つくし野小学校、つくし野小学校の2校を統合し、地域や保護者の皆様と共に検討を進め、新たな環境の学校をつくりたいと考えている。
したがって、南つくし野小学校の存続を求める請願の願意には沿えないものと考えているとのことでした。
これに対し、委員より、学童保育クラブの利用者の帰りについて、どうしても夜だとバスも少なく、子どもたちの生活リズムや睡眠時間が足りなくなることが心配される。そうした話は統廃合を進める中で議論があるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、学童保育クラブの所管部署によると、基本的な考え方としては1小学校1学童保育クラブという考え方には変わらないという話を聞いているため、当然、学童保育クラブに通っている子どもたちも含めて、無事に学童保育クラブから自宅まで帰れるのかということも含めて考えていく。そのため、通学手段の部分の検討については、学童保育クラブの子たちが帰る時間帯、実際に路線バス等も含めて帰ることができるのかということを範囲に入れて検討をしているとのことでした。
質疑終結後、まず、反対の立場から、小中学校の統廃合には、議会のたびに請願が出され、今後も同じように地域住民の方から様々なご意見が届くと思われ、私自身、小学生の親としても胸を痛めているところである。しかしながら、我が会派としては児童生徒数の減少、学校施設の老朽化への対応として学校統廃合は避けられないところであるという立場である。しかし、我が会派が繰り返し指摘しているように、学校施設を安易に撤去することなく、廃校後も防災拠点として、そして地域活動の拠点としての役割を重視し、小学校の廃校により地域が過疎化することのないよう、地域住民の意向を十分配慮し方針決定をするべきという指摘を続けてきた。
この点については、3月の議会の一般質問や先日の代表質疑でも前向きな答弁をいただいている。請願の中にある通学距離に関しても、町田市のほうでは子どもたちの通学の負担軽減を最優先して新たな学校外通学制度を検討する委員会を設置するという答弁もあり、安全確保を最優先とするとあるので、ぜひ地域住民の声を受け止め、保護者や地域の理解に応える努力を引き続きしていくよう町田市には強く求め、南つくし野小学校の存続を求める請願の反対討論とするとの反対討論がありました。
次に、反対の立場から、地域のコミュニティーとなる機能や、通学の負担というのは解決策があると思う。コミュニティーについては何か別の機能、別の場所を用意する、通学についても公共の交通機関を利用することなど、代替策があるが、アンケートの結果でも保護者の方や先生方から、やはり単学級は避けたいという意向が非常に強かったと思う。こういった単学級を避ける複数の学級での学びができる環境というのは、人口減に対抗する方法は統合しかないというのが結果だと思っている。魅力のある学校とか教育というのは、距離だけでなく、やはり学校の機能の充実や、様々な子どもたち、いろんな意見がある中での学びの機会があり、やはり遠くても、遠い学校をあえて選んで登校させる家庭も実際にたくさんあると思う。今後の方向としては、やはり通学の負担をしっかり減らしていく、地域のコミュニティー機能はしっかり代替のものを用意していく。そして、その上で遠くてもこの学校に行きたいと思わせるような選ばれる町田の教育を目指していくべきだと思う。
また、あと14年先の計画であり、今後の人口の変化によってはもちろん見直しも十分に可能なものであり、現状の計画案としては問題ないと考えている。そのため請願第7号に反対するとの反対討論がありました。
次に、賛成の立場から、審議の中で指摘したように、
南つくし野小学校を廃校にしてつくし野小学校に統合することで通学距離が延びる児童が増えて負担が増える。答弁の中で、通学路のほうは対処のしようがあるが、立地のほうは変えることができないので立地を優先しているという答弁もあったという意味では、子どもや保護者の方に負担を増やすことになるということを改めて確認ができたと思う。
また、今回の請願の対象となっている
南つくし野小学校とつくし野小学校、
南つくし野小学校においては、統合想定の時期であっても適正規模の比較的大きな学校であること、また、地域の請願者の方からは子育て世代やマンションの増加などの状況もお話をいただいた。そうした中で、教室が統合することで、将来、足りなくなってしまう可能性も指摘をしておきたいと思う。こうした状況の中で、やはり保護者の方、地域の方において統廃合への理解を得ることが難しい。そして、今後スケジュールを見直す可能性がもし出てきた際にも、やはり地域からこうした統廃合に反対の声があるということをきちんと反映させることが必要だと考え、賛成討論とするとの賛成討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成少数をもって不採択すべきものと決しました。
最後に、請願第8号 芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業について(仮称)
国際工芸美術館整備及び国際版画美術館との一体的整備について協議する場を求める請願について申し上げます。
まず、請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。
当会が請願に込めた思いや経緯等を2点お伝えしたいと思う。
1つは、市民参画、協働の大切さについてである。本事業は、2018年6月に策定された町田市公共施設再編計画の一つである。その計画書の推進体制の中に、事業を推進する上で大切なことが記載されているので、幾つか抜粋し、読ませていただく。
その中で書いてある推進体制である。計画の推進は、市民、事業者等と市との連携により進めていくことが不可欠である。各取組の初期の段階から対話等を繰り返し、官民連携で進めていくことが大切である。課題、あるいは個別機能の実態等を示しながら、市民、事業者と公共施設、公共空間のよりよい形のイメージを共有した上で、再編の実施に当たっては、意見募集や説明会、ワークショップ等の様々な手段により合意形成を図っていく。また、このため、今後より一層市民の方や民間事業者と一緒に考え、実行していくことが重要である。よりふさわしい再編の進め方についてもご提案をいただき、対話をしながら、見直していくことも考えられる。よりよい形の実現に向けて皆様とともに再編を進めていく。こういった文章がある。
本事業は、工芸美術館建設に28億5,300万円、版画美術館・工芸美術館一体工事に3億6,000万円、体験工房棟に約8億円、総工事費約40億円の事業である。多くは市税が投入される。当会では、各イベントや、アンケート調査、そういったものを通して、今回の事業に対して、市民への周知不足や市と市民との対話の場の不足を感じ、市のほうへ過去4回要望書を提出してきた。また、5月26日、29日の説明会も出席したが、その場でもきちんとした説明がなかなか行われず、また対話の場もなかなかきちんとできるような場ではなかった。本事業、小中学校の統廃合の問題や議会へ届けられる請願内容等をはじめ、多くの問題が対話の積み重ねによる話合いの不足や質の問題により起きているように思う。市の職員は定期的に部署異動もあり、長い時間軸で物事を見続けることが難しい環境でもあり、また市民参画、協働の事例や手法を多く知っている専門家ではない。また、様々な分野の問題に対応する専門家でもない。
したがって、市も含め、参加者がきちんとした対話の積み重ねや課題に対する共通認識等ができるように、ファシリテーターや専門家等の導入による協議の場が必要である。本事業をきっかけに、町田市公共施設再編計画にも挙げられている本当の意味での市民参画、協働ができる町田になってほしいと切に願う。
2つ目に、建物を建てることによる影響からの視点についてお話しする。建物の生涯にかかるコスト、建設、運営、維持管理、修繕、解体等のライフサイクルコストの面から見ると、イニシャルコストである建設費に対して、ランニングコストは建物用途にもよるが、約3から5倍と言われている。本事業は建設費用約40億円の事業予定であるから、ランニングコストは約120億円から200億円となり、この事業の建物の生涯にかかる費用は約160から200億円という計算となる。また建築というのは、自然環境に対し負荷を与えるものであるため、いかに負荷をかけられないように配慮するか、環境負荷の観点から建物自体、高寿命化が求められており、50年、100年の建築を目指すようになっている。
そう考えると、今後50年以上使われる施設にとって、仮に1年話合いの場を設けたとしても、今後の使用期間に比べれば僅かな時間である。後世に対して愛される施設や環境になるため、負の遺産にならないためにも、じっくり対話をする時間が必要である。コロナの影響で説明会が開けなかったという説明も伺っている。そのため、話合いの場が設けられなかったのであれば、これから誰でも参加できる開かれた協議の場を設けてほしいとのことでした。
続いて、別の請願者から、町田市のみんなにとってよい公園になるように、50年後、この公園の計画がどういうふうに皆さんに、町田市民に認識されるのかということについて、よくもう一度吟味するためには、やはり特に若い世代の参加を含めた話合いが必要だと思う。1回立ち止まって、よく考えていただければと思っているとのことでした。
これに対し、委員より、様々な意見がある中で、何かしら動かしていくためには、いろんな選択肢のうち1つを選ばなければいけないという現実があると思う。協議をしても、市の意見と皆さんの意見とが違うところも出てくる可能性があると思うが、こういったところの折り合いというのはどう考えているのかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、折り合いというのは、すごく難しいと思っている。ただ、話し合っているうちにだんだん妥協していくと、結果できたものが、最初にイメージしていたものと全然違うということになるのは避けたいと思っている。そういう折り合いのつけ方ではなく、それぞれが持ち寄って出し合って、ここはこちらを採用しましょう、ここはこちらを採用しましょうというような交通整理をしてくれるファシリテーターも含めて、今後は建設的な話合いが必要だと思っているとのことでした。
次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。
初めに、本事業のこれまでの経緯について申し上げる。
(仮称)
国際工芸美術館整備及び国際版画美術館との一体的整備については、町田市立博物館の再編、再構築の取組として進めてきた。市立博物館の設置から現在までの経緯については、市内での遺跡発掘による出土品や、旧家に残された歴史・民俗資料の保管・展示施設として、市立博物館の前身である町田市郷土資料館が1973年に開館した。開館当初から、郷土資料だけでなく幅広い文化に対応するため、町田市美術館にしてはどうかという議論があった。その流れを受けて、1976年に名称を現在の町田市立博物館に変更している。1976年以降、市民の生活に身近で、他の博物館等が注目していなかった工芸美術品を積極的に展示、収集をしてきた。2000年代に入ると、老朽化や狭隘化が博物館の運営を続ける上での課題となり、2008年に実施された事業仕分けでは、本来の役割を果たせていないことから不要と評価された。
それを受けて、2010年には外部有識者による町田市の博物館等の新たな在り方構想検討委員会を発足し、博物館の果たすべき役割は何かなどについて検討を進めた。2011年には、町田市における博物館機能の再整備に向けた調査・検討報告書にて、美術工芸部門における新しい博物館の整備に着手する方向性を定めた。
また、国際版画美術館と2館により、美術ゾーンの形成を図る観点から、新しい博物館の名称を(仮称)町田市立国際工芸美術館と表現した。2014年には、外部有識者のご意見も伺いながら、(仮称)町田市立
国際工芸美術館整備基本計画を策定した。建設候補地については、駅からのアクセスや中心市街地との回遊性を重視し、国際版画美術館北側とすること、今後、町田荘跡地の有効利用について検討を進めることなどを定めた。
2015年からは、この基本計画に基づき、基本設計を進めた。その後、2018年6月の町田市議会本会議において、(仮称)国際工芸美術館の在り方に対し様々な課題などが指摘された。そこで改めて、(仮称)国際工芸美術館の整備を単体で捉えるのではなく、「子ども」と「体験」という新たな視点を取り入れ、町なかとのつながりや回遊性なども含め、総合的な視点から公園の在り方と一体的に検討することとし、2019年3月議会において、基本設計を見直すための予算についてご可決いただいた。
公園と美術館を一体的に検討し、(仮称)国際工芸美術館の基本設計の見直しを行うに当たり整備の趣旨や進め方について話し合う場として、2019年8月には広く市民を対象に周知を行い、「~みんなで芹ヶ谷公園の未来を考えよう~」と題したスタートアップミーティングを開催している。パークミュージアムというコンセプトの策定に際しては、2019年12月16日から2020年1月17日にかけて広く市民意見募集を実施し、また、募集期間中の12月21日には、国際版画美術館講堂にて報告会、意見交換会を開催した。
2020年3月頃からは、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、多くの方にお集まりいただく説明会などを開催することができなかった。そのため、芹ヶ谷公園と国際版画美術館、(仮称)国際工芸美術館を一体的に整備する計画について、説明会の開催に代わり、2020年7月にホームページで計画を公表するとともに、公園近隣の町内会・自治会に回覧でお知らせした。また、市民生活連絡会の場でも情報提供させていただき、2020年7月15日号の「広報まちだ」でもお知らせをしている。その後、新型コロナウイルス感染症の状況も考慮しながら、2020年10月から12月にかけて、ご要望のあった町内会・自治会を対象とした説明会を行っており、2021年3月には、芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクトパークミュージアムデザインブック報告会を開催した。
また、2021年5月には、どの場所に建物が建つのかを現場で説明をしてほしいとのご要望を受け、現場説明会を実施した。芹ヶ谷公園周辺の町内会・自治会などを中心として構成されている芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークとは、2021年5月から12月にかけて懇談会を実施し、対話を重ねてきた。そして、今後も協働して協議、推進、検討するために、2022年、今年の2月から芹ヶ谷公園パークミュージアム会議を開始し、対話を継続している。
直近では、2022年5月、先月26日と29日に合計3回、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム整備計画説明会を開催した。この説明会は、2022年3月の町田市議会の文教社会常任委員会でいただいたご意見を真摯に受け止め、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々とも情報を共有した上で、市民への説明の機会、市民から要望を受ける機会を広く公開した形で設けることを目的に開催したものである。
以上のように、(仮称)
国際工芸美術館整備事業と国際版画美術館との一体化整備については、議会からのご意見を真摯に受け止め、市民への説明の機会、市民から要望を受ける機会を広く公開した形で設けてきた。また、本事業については、これまで有識者の方のご意見も聞きながら、地域住民をはじめ、市民の方々に丁寧に説明を行いながら進めてきた。現在は、2022年3月、前回の議会での予算審査をいただきご可決いただいた際にお示ししているスケジュールに基づき、今年度内に(仮称)
国際工芸美術館整備工事の工事契約を行うために、実施設計を進めているところである。そのため、本請願の願意に沿うことはできないとのことでした。
これに対し、委員より、3月の委員会での附帯決議は、実施設計について、しっかりと地域住民及び関係諸団体と理解を深めることを言っている。ここについての説明会と地域との話合いがないのであれば、それは附帯決議に反しているのではないか。工事や運営方法ではなく、実施設計に関わる部分について、さらに市民と話し合うのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、附帯決議を真摯に受け止めて、5月26日、29日に広く市民を対象とした説明会を行っている。今後の説明会の開催については、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々と相談をさせていただきたいと思っているとのことでした。
次に、委員より、今回、非常にミクロな話に終始されているが、本来的に言うと、総合的に芹ヶ谷公園全体を生かしていこうというのがもともとのコンセプトだったと思う。全体的に捉えるというような視点での市民の方々への説明というのは、いまだなされていない。全体的な構想も説明、対話する場というのは設ける見込みなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、国際工芸美術館を契機に公園全体の魅力、町の魅力を向上させようというプロジェクトであるので、国際工芸美術館をただ造るのではなく、芹ヶ谷公園の魅力も向上させていくプロジェクトであるというお話をして、皆さんの意見もいただきながらパークミュージアムというコンセプトをつくり上げていく。議会にも当然報告させていただき、広くお伝えしながら進めていきたいとのことでした。
次に、委員より、説明会等でいただいた意見については、庁内の中で検討する機会や、それについての分析する場というのは持っているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回、様々な意見をいただき、現状においてしっかり実施設計を進めているところであるが、もちろんこれからの作業、検討の中で反映できる部分があればしっかりと受け止めていきたいと思っており、いただいた意見を受け止めて、中で検討していきたいと思っているとのことでした。
委員より、継続審査にすべきとの意見があり、継続審査とすることについて採決をした結果、可否同数となり、委員長裁決の結果、結論を出すことに決しました。
質疑終結後、まず反対の立場から、請願第8号について、私は先ほど継続の申入れをしたが、残念ながら理解を得られなかった。今後、より市民の方と地域の方と市と、しっかり溝を埋めていただいて、そしてよりよい芹ヶ谷公園のパークミュージアムを含めて、工芸館等も含めて積み上げていただきたいと思い、改めて、前回決議をしたように、市民の声、地域の声はしっかりとこの計画の中で、何度でも説明会も含めて努力をしていただきたいと思う。
そうした中で、今請願に対しては、この趣旨の中に、「その後、2022年5月26日、29日に町田市主催芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム整備計画説明会が開催されたが、(仮称)
国際工芸美術館整備及び国際版画美術館との一体整備についての説明会は今回で終了し」という趣旨が述べられているが、その事実の確認もできていない中で、この請願を判断することはできない。責任を持ってしっかり判断するときが来て、私は判断をしていきたいと思っている。並びに、議会が間に入って賛否をつけるのではなくて、より市と市民の方々が寄り添って、協議をこれからもしっかりとさらに進めていくことを要望して、今請願には残念ではあるが、反対をするとの反対討論がありました。
次に、反対の立場から、整備工事費については既に3月議会で通って、できる限りスケジュールどおりに進めていくべきだという考えである。請願者の方にも質疑をして伺った中で、これまでの計画の経緯についてから、また白紙撤回の可能性も含めて協議を進めるということ、こういった発言があった。やはり、年単位でスケジュールに遅れが出てしまい、現在の博物館の老朽化などを考えると、もうこれ以上計画を先延ばしにするよりは、しっかりとスケジュールを固めて、その中で意見を聞くタイミング、説明会、協議の場のタイミングなどもスケジュールを出して、どこで意見を言えばしっかり検討していただけるのか、返事をいただけるのかを明確にしていただきたい。
また、説明会の録音配信についても引き続き検討を行っていただけるということであった。こうした広く公開した形でというところ、先日、委員会でも附帯決議があったが、附帯決議の内容をしっかりと受け止めて進めていただくのがいいと思っている。また、市民が意見を出しやすいような説明会を意識して、あのとき意見を言えば採用されたのになど、そうならないように計画をしっかりと進めていっていただきたい。
今回請願の項目の中でも、市民の理解を深めることや、説明の機会、要望を受ける機会を広く公開する、ここについては非常に強く賛同しているので、しっかりと全体の計画を進めていただき、また、3月の議会で通っている工事費についてはしっかりと進めていただくというところを両立していっていただきたいと思う。今回の一体的整備についての専門家も含めた協議は反対というところで、反対とするとの反対討論がありました。
次に、賛成の立場から、先ほど継続に挙手をしたが、それは、やはり今回の実施設計に関わるところで引き続き協議をしていただきたいという思いで賛成をしたが、
決を採るというところでは、やはり請願第8号の趣旨、内容に賛成の立場であるということを表明したいと思う。審議の中でも指摘をしたが、やはり基本設計の説明のところでは、地域住民の方が中心になっている、広く市民の方に対しての説明、話合い、そういった場については、やはりまだスタートしたばかりだというところにおいて、引き続き請願者の方が話すように、まだ話合いの場が必要だという立場で賛成をする。ワークショップなり、ファシリテーターなり、そういった形で市民の方同士が意見を言える、そういった場が必要だと考える。以上で賛成討論とするとの賛成討論がありました。
次に、賛成の立場から、我が会派は追加で署名をしているので、改めて賛成の立場で討論したいと思う。役所の皆さんは附帯決議などを受けて、説明会を設けていただいたことには大変感謝をしている。ただ、まだいろいろと話したいという請願者のお話、そしてまた気持ちも理解をする。その上で、ぜひどこまでできるか、100かゼロかではなくて、どこが歩み寄れるのか、またどんな意見が今後出てくるのか、しっかりと可能な範囲の中で、市民の皆さんと協議に応じていただきたいと考えているので、賛成とするとの賛成討論がありました。
次に、賛成の立場から、第1回定例会文教社会常任委員会で付された意見は、実施設計について触れており、これは(仮称)国際工芸美術館と国際版画美術館の一体的整備について、市民への説明の機会、市民から要望を受ける機会を広く公開した形で設けるとともに、地域住民及び関係者団体等とも理解を深めることに努めることを求めている。5月26日、29日に計3回開催したということだが、計画に対する反対意見も多く出ていたと分かった。しかし、その3回の説明会が開催したという実績づくりで終わってしまうのではないかという危惧が市民にあるからこそ、こういった請願が出てきたのではないか。反対意見ゼロというのは難しいと理解しているが、そういう方を一人でもご納得いただけるようにすること、そして、こういった請願が出されないようにしっかりと説明会を開き、意見を聞く場を設けることが、市の対応に足りないところであると考える。市民の声を反映させ、まちづくりを進めていくために、附帯決議を重く受け止め、今後の行動につなげていただくべく、本請願に賛成するものであるとの賛成討論がありました。
討論終結後、採決の結果、可否同数となり、委員長裁決の結果、採択すべきものと決しました。
以上で文教社会常任委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第45号議案を除く議案及び請願に対する討論を許します。討論の通告がありますので、発言を許します。
請願第7号及び請願第8号に対する賛成討論。
22番 佐々木智子議員。
〔22番佐々木智子登壇〕
◆22番(佐々木智子) 通告に基づきまして、日本共産党市議団の一員として、まず、請願第7号 南つくし野小学校の存続を求める請願に賛成の立場で討論します。
請願者の陳述にもありましたが、40年以上前、当時、つくし野小学校まで遠距離通学を強いられていた南つくし野地域の子どもたちのために住民が署名を集め、町田市に働きかけてできたのが南つくし野小学校です。南つくし野地域はしょうしゃな住宅やマンションが建ち並び、子育て世帯が移り住む町として発展し、
南つくし野小学校は現在でも児童数766人の市内第2位の規模の学校です。
しかし、統廃合計画により南つくし野地域から小学校がなくなり、つくし野小学校へ統合となれば、5割以上の子どもたちは1キロを超える坂道を上り下りして通わなければいけなくなります。また、地域から学校がなくなれば子育て世帯からは選ばれなくなります。南つくし野地域住民にとって
南つくし野小学校は、子どもたちを見守りながら地域コミュニティーを育む拠点、災害時には心強い防災拠点としてなくてはならない存在です。
また、今後30人学級など少人数学級が進むことも予想される中、南地域全体の子どもの状況を勘案すれば、安易に母体校のつくし野小学校へ統合し、さらなる大規模新設校を建設する方針は、子どもや保護者ばかりか地域住民にも禍根を残すことになると考えます。
子どもの通学路の安全、少人数学級など豊かな教育環境の充実、地域のまちづくりの拠点整備など、地域課題の解決を図る上でも
南つくし野小学校を存続すべきと考え、請願第7号に賛成します。
次に、請願第8号 芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業について(仮称)
国際工芸美術館整備及び国際版画美術館との一体的整備について協議する場を求める請願に賛成の立場で討論いたします。
この請願第8号は、2022年3月議会の文教社会常任委員会の附帯決議、市民への説明の機会、市民の要望を広く受ける機会、地域住民及び関係諸団体とも理解を深めるよう努めることが十分履行されなかったとして提出されています。常任委員会審査や本会議質疑において明らかになったように、市民向け説明会は開催されたものの、本事業において請願者が求める市民参画、市民協働を町田市側は考えておらず、(仮称)国際工芸美術館と国際版画美術館との一体整備計画に対する住民説明会はこれで終わりとして予定どおり進めるとしています。
美術ゾーンの一体化計画は芹ヶ谷公園と版画美術館の歴史と設計理念を踏まえていないなど、いまだ大きな問題が残されており、整備計画説明会で出されたたくさんの市民の声が示すように、建設ありきではなく一体化計画の前に議論を戻し、地域住民や公園施設利用者など幅広い市民参画、市民協働で丁寧な合意形成を重ねながら進めるべきであると考えます。
よって、以上の理由から請願第8号に賛成します。
○議長(戸塚正人) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第52号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
請願第7号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。
請願第8号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。
休憩いたします。
午前11時55分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時 再開
○議長(戸塚正人) 再開いたします。
休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
――
―――――――◇――――――――
△日程第6
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○議長(戸塚正人) 日程第6、第50号議案外議案8件を一括議題といたします。
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建設常任委員会議案審査報告書
1.第 50号議案 町田市
特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例
1.第 53号議案 忠生630号線(第二期)道路改良工事(その4)請負契約
1.第 54号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事(その3)請負契約
1.第 55号議案 (仮称)
忠生スポーツ公園整備工事(その2)請負契約
1.第 56号議案
野津田公園拡張区域整備工事(その3)請負契約
1.第 57号議案 (仮称)鶴川1
号踏切道拡幅改良工事に関する基本協定
1.第 58号議案 (仮称)
相模原市道宮上横山(
相模原都市計画道路3・4・6号宮上横山線)及び町田市道堺957号線(
町田都市計画道路3・4・41
号ニュータウン幹線)の橋の新設工事に関する協定
1.第 59号議案 東急田園都市線に架かる跨線橋(長津田車庫跨
線人道橋上部施設)の補修工事の施行に関する協定
1.第 45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)
本委員会は、6月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月13日
建設常任委員長
渡 辺 厳太郎
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
────────────────────────────────────
○議長(戸塚正人) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
建設常任委員長 渡辺厳太郎議員。
〔建設常任委員長渡辺厳太郎登壇〕
◎建設常任委員長(渡辺厳太郎) 今期定例会において、当建設常任委員会に付託された議案9件につきまして、6月13日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。
まず、第50号議案 町田市
特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第53号議案 忠生630号線(第二期)道路改良工事(その4)請負契約については、担当者の説明をおおむね了とし、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第54号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事(その3)請負契約について申し上げます。
まず、委員より、1つの車道で両方とも行き交いができるようになっているが、一方通行になる予定なのか。地域との話合いは、どういう形になっているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、種入のバス停から桜美林グラウンドのほうまでの約1.1キロメートルを予定しており、そのうち桜美林側から約200メートル区間については相互通行になる。そこから種入方面に向かい、一方通行化になる予定である。地元とは2014年1月から検討会などを行い、内容についても調整していて、この形になったとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第55号議案 (仮称)
忠生スポーツ公園整備工事(その2)請負契約について申し上げます。
委員より、南地域で、テニスコートのボールの音の被害ということで請願が出されていたが、壁打ちテニス場の位置は、音の被害はないのか。また、大きな公園には必要条件となるトイレと水飲み場及びベンチというものは設置予定をされているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、隣接の小山田桜台団地等の位置からは100メートルぐらい奥に入ったところなので、音の問題は生じないというふうに考えている。また、トイレやベンチ、水飲みといった施設も設置をする予定であるとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第56号議案
野津田公園拡張区域整備工事(その3)請負契約について申し上げます。
まず、委員より、ばら広場だった広いところをテニスコートにするということで、請願が出されたり意見があった場所だと思う。そうした状況の下で進められていく工事で、住民の方への説明とか、協力していただいたばら会への説明はどのように行われ、どのような関係性になっているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、契約が済み次第、速やかに工事説明会の準備をする予定である。ばら会への説明も、工事と同じ時期に考えているとのことでした。
次に、委員より、拡張を進めていくと、現在、営農されている農地なども含まれることになるが、そうした農地に対する対応について、見解があるかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今後も地権者の方に丁寧に説明をして、協力を得られるようにお話はさせていただきたいと考えているとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、本議案は、もともと広々した原っぱにあるばら広場として市民から親しまれてきた場所にテニスコートを整備するという、それをいよいよ工事請負契約という議案である。地域住民やばら会も存続を求める請願なども議会に届けられている。それに対して説明等はこれからということで、まだまだ十分な合意を得る努力をしたというふうには考えられない。また、拡張計画は現在も営農される農地も一体で進められ、今の説明にもあったが、そういった農業を営んでいらっしゃる方の暮らしにも関わる重要な問題だと思う。そういった営農の見通しにも不安を与える計画であり、この場所での拡張計画は見直すべきと考え、本議案に反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第57号議案 (仮称)鶴川1
号踏切道拡幅改良工事に関する基本協定については、担当者の説明をおおむね了とし、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第58号議案 (仮称)
相模原市道宮上横山(
相模原都市計画道路3・4・6号宮上横山線)及び町田市道堺957号線(
町田都市計画道路3・4・41
号ニュータウン幹線)の橋の新設工事に関する協定については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第59号議案 東急田園都市線に架かる跨線橋(長津田車庫跨
線人道橋上部施設)の補修工事の施行に関する協定について申し上げます。
委員より、鉄道の上の橋の補修ということで難しいと思うし、費用的には大きいかなと思うが、妥当な金額なのかどうかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、東急電鉄と協議をいろいろ重ねて、妥当性を見出して発注したいと考えている。長津田の車庫の上に覆いかぶさるような形で橋が存在しているので、実質作業ができる時間が1日のうち数時間ということで、その費用も相当時間がかかるということで高価なものになってきてしまっているとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第45号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。
まず、環境資源部所管部分については、担当者の説明をおおむね了としました。
次に、道路部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、無電柱化チャレンジ支援事業について、制度の概要を少し教えていただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、東京都で持っている無電柱化推進計画、また、町田市の無電柱化推進計画の基本的な考え方としては、防災とか安全とか景観という主な考え方があり、歩行の邪魔になるという意見もあるかと思うが、路線として寄与するところを選んでいくということになる。歩道の幅員が2.5メートル以下になってしまうと、地上機器も置けないので、生活道路、小さな道路というのはなかなか難しい。12メートル以上の幅員のところを主に選ばせていただいている。地域防災計画とか都市計画マスタープランに基づいた路線として考えられ、都市計画道路というお話があったが、第四次事業化ということで事業を推進している。あと、まちづくりに寄与する観点で中央通りとか文学館通りを選ばせていただいているので、生活道路に対応できる性格にはなっていないとのことでした。
次に、委員より、無電柱化チャレンジ支援事業について、埋設管情報を、道路の工事等を含めた中で情報提供があるので、それを収集して1つの地図情報まちだの中で取りまとめると、そこが一つの基準になると思う。どこの誰の管だとか、整理できてくると、将来の無電柱化の業務効率が上がってくるのかなと思っているが、それはどう考えているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回行う無電柱化のこの3路線については、当然事業が完了したときには埋設物台帳という形で台帳を整備する予定としている。委員おっしゃるとおり、そういった埋設物の情報がきっちり市でも把握できるという状況が大切なのかなと思っているとのことでした。
次に、委員より、道路維持費について、路面性状調査を堺地区で実施しますとあるが、この方法について伺いたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、機器を搭載した車両で路面を実際に走って、路面の状況を確認するというものであるとのことでした。
以上が道路部所管部分についてであります。
次に、都市づくり部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、公園緑地費について、蓮田緑地の件だが、2023年にプレオープンということで、先行して開花時期に合わせて駐車場を造るとあるが、これは何台で、これは有料かとの質疑がありました。担当者の説明によれば、台数については30台弱ぐらいになろうかと思う。ただ、常時駐車場として造るのではなくて、花が見られる時期だけ開放する。それ以外は多目的広場として使うということで運用を考えている。駐車場代は無料であるとのことでした。
次に、委員より、モノレール沿線基礎調査支援委託料について、モノレールを延伸させていく上で、町田市に求められていく採算性などを確保するため、まちづくりを進めていくために行われる調査かと思うが、目的、算出根拠と期待される成果物、併せて調査内容について説明いただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、沿線人口とか土地利用の状況、建物の立地状況など現状把握をしたいと思う。関係計画などの基本的な情報を収集する予定であるとのことでした。
以上が都市づくり部所管部分についてであります。
質疑終結後、反対の立場から、まず第1点目の理由だが、多摩都市モノレール町田方面延伸のための基礎調査委託料が入っていることである。小野路方面への延長ルートが決定して、事業予算を大幅に増額することが予想される。そういう中で町田市に求められる採算性を上げるためのまちづくりを進めるための調査であり、採算を確保することを前提とした基礎調査ということになると思う。地域住民の利便性を優先的に考えるのであれば、道路整備とほぼ同時にスタートできるBRTのような手法も検討すべきと考え、反対する。
第2は、芹ヶ谷公園芸術の杜
パークミュージアム推進事業の関連の予算についてである。芹ヶ谷公園の緑、また現在ある国際版画美術館との景観が市民の皆さんの大事な資源として、また愛されている施設の一つである。市がこれから資源として市民合意を十分得ないことによって、こうした環境を壊すことは問題だと考える。また、芹ヶ谷公園芸術の杜整備計画自体についても、市民の方々が見直しを求める声を上げている。住民合意が図られていないという整備計画の一体予算であり、この予算について反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上で建設常任委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第57号議案及び第45号議案を除く議案に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
10番 矢口まゆ議員。
〔10番矢口まゆ登壇〕
◆10番(矢口まゆ) 第56号議案に反対の立場で討論をいたします。
2014年町田市第二次野津田公園整備基本計画には、テニスコートの整備についてソフトテニス協会からの要望が記載されております。その中には、公式戦のできる8面以上にしてほしいという要望でした。しかし、離れた場所に8面あっても公式戦を行うことができないため、現在市が整備を進めている4面の整備が整っても現在の3面とは距離があり、面数が足りないだけではなく距離の関係で公式戦の開催は不可能です。
令和3年第1回定例会では、公式戦のできるテニスコートの整備を早急に進めることを求める請願が提出されました。内容について一部読み上げさせていただきます。
2014年5月に策定された第二次野津田公園整備基本計画について、2014年6月定例会の委員会における公園緑地課長からの行政報告において「2020年に開催予定である東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地招致を目指し、まずは人工芝の多目的グラウンドの整備を行うとともに、施設稼働率が高いテニスコートの整備を進めます。」という説明がなされておりました。
市内における各種大会の運営の観点から見ても、野津田公園に公式戦のできるテニスコートが整備されることは大変大きな意味があります。
しかしながら、2020年のオリンピック・パラリンピックのキャンプ地招致を目標としていた当初の予定からは、整備が大きく遅れている状況です。現在、新たに4面の整備を進めておりますが、残る8面についてはいまだ土地の入手に至っていない状況です。
既存の3面と距離の離れた新設の4面の計7面では、公式戦の開催は不可能です。12面の整備を計画している土地の取得が難しければ、8面以上を整備できる土地を他に探すなど、柔軟にご対応いただき、公式戦の開催が可能な一か所にまとまった8面以上のテニスコートの整備を早急に実現していただけますと幸いです。
この請願の内容にあるように、現在整備を進めている4面は完成できますが、残る計画地の8面の部分については地権者との話合いに進展はないようです。進展がないのは今日現在でも変わらずであります。本議案の4面のコートの計画地の隣の地権者の方からは、代替地があれば移動しますというのを当初から話されており、それからもう何年もたちますが、市は代替地を1か所たりとも提案できておりません。
つまり、代替地の確保は絶望的であり、地権者の方の条件である代替地確保が無理であるならば、地権者の方はその土地を離れることができず、市としては地権者の方がおのずと手放す時期をひたすら待つしかなく、土地の活用状況なども加味すれば、それは何十年先になるか分かりません。
それでは公式戦ができるコートをというソフトテニス協会の要望に沿った市の当初の目標も何十年も達成ができないということになります。ほかに公園内に候補とできる土地がないのであればやむを得ないかもしれませんが、公園内の別の場所での整備についても検討したことがないということです。幾ら最初に計画を立てたとしても、その計画の達成が困難であれば、実現可能なほかの方法についても考える必要があるのは当然のことではないでしょうか。
そのような検討もせずに進めている本事業には賛同することができないため、本議案には反対いたします。
○議長(戸塚正人) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第50号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第53号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第54号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第55号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第56号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第58号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第59号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
これより第45号議案の討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
第45号議案に対する反対討論。
21番 田中美穂議員。
〔21番田中美穂登壇〕
◆21番(田中美穂) 日本共産党市議団の一員として、第45号議案、(2022年度)町田市
一般会計補正予算に対し、反対の立場で討論を行います。
本補正予算には中学校給食センター整備事業、学校給食の食材費物価上昇に対応する予算や学童クラブ改修事業、保育士の処遇改善、HPVワクチン接種、4回目の新型コロナワクチン接種の対応予算など、市民の命、暮らしを守る重要な予算が組まれていることについては大いに評価いたします。
しかし、以下の問題点を指摘します。
1つ目は、芹ヶ谷公園“芸術の杜”
パークミュージアム推進事業は、今議会にも市民から請願が出されたように、一体化整備についてなど広く説明する場が行われたばかりで、公園に関心や愛着を持っている方々、広い市民の方々、近隣住民、関係者や版画工房利用者などの納得を得られたというには程遠い状態です。にもかかわらず、(仮称)国際工芸美術館と国際版画美術館の一体整備や案内棟、喫茶、工房・アート体験棟整備が進められようとしていることに対して、これまでも、また先日の説明会でも多くの市民から見直しを求める声が上がっています。このように合意形成の得られていない中で基本設計、実施設計を進めるべきではありません。
2つ目に、多摩都市モノレール町田方面延伸のための基礎調査委託料は、16キロになる小野路方面延長ルートが決定したことによる総事業費への影響が明らかになっていないまま沿線の採算性を上げるまちづくりを推進するためのモノレール建設ありきの調査であり、賛成できません。
以上の理由から、第45号議案に反対をいたします。
○議長(戸塚正人) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第45号議案を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
これより第57号議案の討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第57号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。(「議長、動議」と呼ぶ者あり)
15番 東友美議員。
〔15番東友美登壇〕
◎15番(東友美) ただいま可決されました第45号議案、一般会計について意見を付したいと思います。
よろしくお取り計らいのほど、お願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 休憩いたします。
午後1時26分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時50分 再開
○議長(戸塚正人) 再開いたします。
あらかじめ会議時間の延長をいたします。
休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
休憩中、議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。
議会運営委員長 山下てつや議員。
〔
議会運営委員長山下てつや登壇〕
◎議会運営委員長(山下てつや) 本会議休憩中に議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果をご報告申し上げます。
第45号議案に対する附帯決議が提出されましたので、その取扱いにつきましては、直ちに追加議事日程として上程し、お諮りいたします。
以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 議会運営委員長の報告は終わりました。
お諮りいたします。この際、第45号議案に対する附帯決議を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってこの際、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△議事日程追加の1 日程第1
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 第45号議案に対する附帯決議を議題といたします。
本件について、提出者から提案理由の説明を求めます。
15番 東友美議員。
〔15番東友美登壇〕
◎15番(東友美) 第45号議案に対する附帯決議を提案いたします。
第2表、債務負担行為補正追加「芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム[(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟]整備事業(令和4年度から令和5年度まで)」のうち、「(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟基本・実施設計業務委託料」について、基本設計委託料と実施設計委託料が「一体的で包括的な意見対応をするため」「当初のスケジュールで予定していた関係で」という理由により今議会で一括計上されました。
しかし、以前より指摘されております(仮称)国際工芸美術館のイニシャルコスト(整備費の詳細、削減計画等)及びランニングコスト(施設の収支計画、運営管理計画、維持管理計画等)が令和4年第1回定例会文教社会常任委員会にて(仮称)国際工芸美術館の整備事業予算に対しての附帯決議が可決されたにもかかわらず、いまだ不明確な状態にあります。
このような状態で基本設計の後、議会審査を経ずに実施設計に入るのは極めて異例と言わざるを得ません。
よって、さらなる説明責任を求め、以下決議いたします。
1 令和4年第1回定例会文教社会常任委員会の附帯決議を踏まえ、(仮称)国際工芸美術館のイニシャルコストやランニングコスト等の財政的な根拠を明確にし、議会へ報告する場をできる限り速やかに設けること。
2 (仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟の基本設計終了後、(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟のイニシャルコストやランニングコスト等の具体的予算計画を策定し、議会へ報告する場を設けること。
3 上記報告する場を経た後、(仮称)公園案内棟/喫茶/工房・アート体験棟のより詳細な実施設計に入ること。
以上、皆様方におかれましては、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております案件に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第45号議案に対する附帯決議を採決いたします。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本件は可決されました。
お諮りいたします。ただいま議決されました附帯決議の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第7
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第7、第61号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 赤塚慎一君。
〔副市長赤塚慎一登壇〕
◎副市長(赤塚慎一) 第61号議案 令和3年度(2021年度)町田市
病院事業会計予算における各項の経費の金額の流用に関し、追認の議決を求めることにつきましてご説明申し上げます。
本議案は、2021年度病院事業会計の予算執行におきまして、議会の議決を経ずに項間の流用を行っていたことが判明したため、本件流用を有効なものといたしたく、項間の流用が可能となるよう、その追認をお願いするものでございます。
まずは、このような事態を生じさせ、行政に対する信頼を損ねる結果となりましたこと、また、議会に多大なるご迷惑をおかけいたしましたことにつきまして、議員の皆様をはじめ、市民の皆様、関係の皆様に深くおわびを申し上げます。
今回の事態を真摯に受け止め、職員への指導の徹底や事務処理の再確認など、再発防止に努めてまいります。
概要でございますが、2021年度病院事業会計の予算執行において、企業債償還金の予算不足が判明したため、建設改良費と企業債償還金の項間で5,000円の流用を行いました。
地方公営企業法施行令では、原則として、項間で流用することはできないこととしており、例外的に、予算の執行上必要があり、あらかじめそのことを予算に定めている場合のみ流用が可能とされております。
本件流用に当たって、2021年度
病院事業会計予算に当該項間で流用ができることを定めておらず、その議決を経ていない中で実施したものでございます。
その一方で、本件流用後に支出した企業債借入分の元金の償還は、市民病院に支払いの義務があり、病院運営上必要な支出でございます。
このような状況から、本件流用を有効なものといたしたく、項間の流用が可能となるよう、追加議案を提出し、その追認をお願いするものでございます。
説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
第61号議案は健康福祉常任委員会へ付託いたします。
休憩いたします。
午後1時59分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時40分 再開
○議長(戸塚正人) 再開いたします。
休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
お諮りいたします。この際、第61号議案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってこの際、第61号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△議事日程追加の2 日程第1
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 第61号議案を議題といたします。
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健康福祉常任委員会議案審査報告書
1.第 61号議案 令和3年度(2021年度)町田市
病院事業会計予算における各項の経費の金額の流用に関し、追認の議決を求めることについて
本委員会は、6月30日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
2022年6月30日
健康福祉常任委員長
石 川 好 忠
町田市議会議長
戸 塚 正 人 様
────────────────────────────────────
○議長(戸塚正人) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
健康福祉常任委員長 石川好忠議員。
〔健康福祉常任委員長石川好忠登壇〕
◎健康福祉常任委員長(石川好忠) 今期定例会において、当健康福祉常任委員会に付託された議案1件につきまして、本日審査を行いましたので、その結果をご報告申し上げます。
第61号議案 令和3年度(2021年度)町田市
病院事業会計予算における各項の経費の金額の流用に関し、追認の議決を求めることにつきましては、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上で健康福祉常任委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第61号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第8
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第8、第62号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 第62号議案 町田市農業委員会委員の罷免につき同意方について、ご説明申し上げます。
本議案は、2022年4月1日に任命した町田市農業委員会委員である石阪至孝氏が、身体の故障により職務が執行できない状態が続いており、復帰の見通しが立っていないことから、罷免いたしたく、農業委員会等に関する法律第11条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第62号議案を採決いたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり同意されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第9
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第9、第63号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 第63号議案 町田市
行政不服審査会委員の委嘱につき同意方について、ご説明申し上げます。
本議案は、町田市行政不服審査会の委員5名のうち、堀江信夫氏の任期が本年6月30日をもって満了いたしますので、引き続き委嘱いたしたく、提案するものでございます。
堀江氏は、人格、識見ともに大変優れた方であり、町田市
行政不服審査会委員として最適任者と思料されますので、町田市行政不服審査会条例第3条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第63号議案を採決いたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり同意されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第10
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――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第10、議員提出議案第3号から第9号までを一括議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって本案については提案理由の説明を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
34番 殿村健一議員。
〔34番殿村健一登壇〕
◆34番(殿村健一) 日本共産党市議団の一員として、議員提出議案第4号
地方公共団体情報システムの標準化に向けての意見書に対する反対討論を行います。
本意見書は、成立したデジタル関連法によってガバメントクラウド利用による地方自治体への標準システムを移行することを前提にした要望になっています。したがって、本関連法の根本的な問題点を指摘しなければなりません。
この法律は、行政が個人情報を集積し、企業等に開放して利活用しやすい仕組みにしようというものです。第1に、個人情報保護法制の一元化とオープンデータ化により自治体の個人情報保護条例に縛りがかけられ、自治体が保有する個人情報を出させる危険があることです。
第2に、情報システムの共同化と集約の推進によって、自治体は国がつくる鋳型に収まる範囲の施策しか行えず、自治体クラウドにおけるカスタマイズができないなどの問題があります。
第3に、国民の所得や資産、社会保障給付を把握し、徴税強化や給付削減を狙いとしたマイナンバー制度と結びついたものであります。マイナンバー制度は廃止すべきであります。
行政のデジタル化によって情報格差があってはなりません。一定のデジタル化を進めながらも窓口での相談など、対面サービスを拡充し、住民の選択肢を増やすことが必要であります。
以上の理由から、議員提出議案第4号に反対します。
○議長(戸塚正人) 10番 矢口まゆ議員。
〔10番矢口まゆ登壇〕
◆10番(矢口まゆ) 議員提出議案第5号には反対の立場で、議員提出議案第7号には賛成の立場でそれぞれ討論させていただきます。
まず、議員提出議案第5号です。日本では新卒採用されればそれから退職まで同じ企業にい続けるということが非常に多く、解雇についての規制が非常に厳しいことから成長市場への適切な労働力の移動ができておりません。また、このように一度正規職員の採用のタイミングで採用がされない場合ですとか、何らかの理由により退職した場合には解雇規制が厳しく、一度採用された人たちが解雇されることがそうそうないため労働市場が硬直しており、新たな就職先を探すことが困難であります。
結果、非正規雇用になるしかなく、労働市場の硬直化によって生じる不都合が非正規職員の方々にしわ寄せされている状況ではないでしょうか。
また、今以上に多くの行政職員を期限なく雇うことをしてしまえば、定期的に新たな職員を募集することで採用されてきた、役所内には今までなかったような知見を持つ人物が役所内に入ることがなくなり、閉鎖的な組織になってしまうことで行政サービスの低下も懸念されるのではないでしょうか。
国として労働市場の流動化を進めることが必要であると考えること、また、役所内の人材の硬直化は閉鎖的な組織になることで結果的に行政のサービス低下につながると考えること、以上の理由から、特に項目の3番の部分に賛成ができません。
そのため、議員提出議案第5号に反対をいたします。
続けて、議員提出議案第7号に賛成の立場で討論をさせていただきます。
スピーキングテスト自体の導入について賛同するものの、細かな制度設計には幾つか疑問点があります。実際に現在もいわゆるペーパーテスト以外には面接や作文、実技検査などもあり、面接は、例えば200点、作文は100点、実技検査は200点などが実施されております。
これらについてもスピーキングテスト同様、ある意味、公平性についてなかなか難しい部分があるかもしれませんが、点数の開示が可能であり、受験後に自分の点数が何点だったのかを知ることができます。しかし、スピーキングテストについては点数の開示をしない方向ということで、この点については見直しの必要性があるのではないでしょうか。
また、面接、作文、実技試験などは各学校で実施するかどうかを選択することができますが、スピーキングテストについては全校で導入の予定かと思います。この点についても、スピーキングテストは面接等と同様、マル、バツで判断できないテストということから各学校で選択できるような仕組みにすることを検討する必要もあると考えます。
仕組みや内容については検討が必要な部分があると考え、本意見書には賛成をいたします。
○議長(戸塚正人) 28番 吉田つとむ議員。
〔28番吉田つとむ登壇〕
◆28番(吉田つとむ) ただいま議員提出議案第5号に反対の討論がありましたので、そのまた反対の、賛成の立場で討論を行います。
第5号は、
会計年度任用職員の処遇改善に向けた法改正と雇用安定に関する意見書というものであります。今現在、この内容と状況を見ますと、正規職員の方々が定数を抑えていて、それ以外の人たちで補っていくというような状況になっております。これは傾向として受け入れるのが当然だろうというふうに思っていますので、それでは、その間のそれ以外の人たち、それを現在、ここに出ています
会計年度任用職員、あるいはそれ以外の方法でいろいろ補われているんだろうと思いますので、現状はこの
会計年度任用職員の方々をどういうふうにして守っていくのかというのが大きな課題だと思っておりますので、今回、こうした意見書が出てくるのは非常に理解があるところでございます。
翻って、私も仕事を始めたときに、皆さん方、氷代とか餅代とかは聞いたことがありますか。もう皆さん方の世代にはなかなか通用しないんだろうと思いますが、通常はボーナスというふうに言うんですが、ボーナスが十分にもらえない人たち、そういう人たちには夏場は氷代、かき氷とか、そういうものでありますが、そうしたものがあてがわれる。冬は餅代。12月前、クリスマスのプレゼントの頃に出されるというようなものでありました。
そういう形のものがだんだんと時代が変わってきまして、今はボーナスであるんですが、ボーナスがある人たちとない人たちというのが極端にいます。制度上、一般に一言でボーナスと言っていますが、公務員の皆さん方の場合には、この2つの名称で出ているものの片一方が出ないということですから、私は、この2つが全く同じということはなかなか難しいと思いますが、少し近づけてあって、我々の身近に働く人たちが気持ちよく働いて、仕事ができるようにということを願っております。
以上の点で、この議員提出議案第5号に賛成でございます。
○議長(戸塚正人) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
議員提出議案第3号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第4号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第5号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第6号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第7号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本案は否決されました。
議員提出議案第8号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本案は否決されました。
議員提出議案第9号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本案は否決されました。
お諮りいたします。ただいま議決されました議員提出議案の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第11
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第11、議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定により、お手元にご配付いたしました議員派遣についてのとおり、閉会中に議員派遣を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって議員派遣についてのとおり、閉会中に議員派遣を行うことに決しました。
お諮りいたします。ただいま議決されました議員派遣について変更を要するものについては、その措置を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって議員派遣について変更を要するものについての措置は議長に委任することに決しました。
お諮りいたします。この際、第17期
町田市議会改革調査特別委員会の設置に関する動議を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってこの際、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△議事日程追加の3 日程第1
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 本動議を議題といたします。
本動議について、提出者から提案理由の説明を求めます。
15番 東友美議員。
〔15番東友美登壇〕
◎15番(東友美) 第17期
町田市議会改革調査特別委員会の設置に関する動議を上程させていただきます。
町田市議会の在り方についての議論を深め、議会の権能・機能強化及び議員の調査活動等について改革を進め、活性化を図るため、第17期
町田市議会改革調査特別委員会を設置することを提案いたします。
内容といたしましては、付議事件といたしまして、①議員の調査活動等に関する事項、②議会の権能・機能強化に関する事項、③議会の情報提供に関する事項の調査・検討。
設置期間として、本件の審査終了まで。なお、閉会中も継続審査するものとします。
定数は10名といたします。
以上、皆様方におかれましては、よろしくご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております動議に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。ただいま議題となっております動議に対する討論を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
お諮りいたします。本動議の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本動議は可決されました。
休憩いたします。
午後3時2分 休憩
―――◇―――◇―――
午後3時50分 再開
○議長(戸塚正人) 再開いたします。
休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
この際、事務局長に事務報告をさせます。
事務局長 鈴木秀行君。
◎事務局長(鈴木秀行) 報告いたします。
第17期
町田市議会改革調査特別委員会の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、本日、お手元に配付いたしました特別委員名簿のとおり議長が指名いたしました。
以上で報告を終わります。
――
――――――――――――――――
●第17期町田市議会改革調査特別委員名簿
秋 田 しづか 村まつ 俊 孝
木目田 英 男 加 藤 真 彦
森 本 せいや 白 川 哲 也
田 中 美 穂 今 村 る か
新井 よしなお 山 下 てつや
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 事務局長の報告は終わりました。
この際、特別委員に本席から通知いたします。委員長互選のため、特別委員会を第4委員会室に招集いたしますから、直ちにご参集願います。
休憩いたします。
午後3時51分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時 再開
○議長(戸塚正人) 再開いたします。
休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
この際、事務局長に事務報告をさせます。
事務局長 鈴木秀行君。
◎事務局長(鈴木秀行) ご報告いたします。
休憩中、第17期
町田市議会改革調査特別委員会の正副委員長の互選が行われ、委員長に今村るか議員、副委員長に村まつ俊孝議員がそれぞれ当選されました。
以上で報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 事務局長の報告は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第12
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第12、各常任委員会の
特定事件継続調査申し出についてを議題といたします。
各常任委員長から、目下委員会において調査中の特定事件につき、閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。
会議を閉じます。
これをもって令和4年第2回町田市議会定例会を閉会いたします。
午後4時2分 閉会
――
――――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 戸 塚 正 人
署名議員 細 野 龍 子
署名議員 殿 村 健 一...